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食の都 台南をいく  中編

2018年02月07日 15:12

台南、2日目もお昼時。ここから全開で台南名物をいただきます。
場所は永楽市場。西側の西門路と東側の海安路との間の、國華街へ、民族路から南へと入った所となります。日本の旅行ガイドでも、現地で入手したパンフレット(フワードホテルタイナンの台南美食旅遊地圖はかなり有用でした)でも、この界隈は名物を出す人気店が目白押しです。
それらの中から、私達は永楽米烊(ミイガンのミイは米、ガンの字は本当は右の作りで縦棒は下に突き出ず、点3つが横並びにつきます)を選びました。北側の民族路から國華街にはいってすぐ右手です。お昼時ですから、お店自体も一杯ですが、溢れんばかりの人の波が道を埋め尽くしています。細い通りなのに車が、バイクが通りますので、喧騒が一帯に渦巻いています。人で埋め尽くされた夜市と同じで、いささかひるむ気持ちが生じますが、ここで負けてはいられません。
その点、永楽米烊は米烊と四神湯の2品だけで勝負のお店なので、注文が簡単で助かります。席が空くのを待ってすかさず座り、米烊の小2つに四神湯1つをいただきます。あれ、スープは1つだけでいいのかい?と怪訝な感じの店員さんでしたが、これからまだまだ色々いただきたい、これはまあスターターのつもりなのでいいんですと言葉では言えないので、そんな顔を伝わらないだろうけど致しました。
もち米を蒸して作る米烊は、椎茸や干しエビを入れる作り方などに油飯と同じようなところがありますが、ご飯の色合いも油飯ほどに濃くなく、特にこちらのお店のものは白飯とあまり変わらないほどでした。具はお店によって異なるようですが、ここでは脂身のある豚の肥肉と肉燥に、胡瓜と大根の酢漬けでした。小さな角切りとされた豚の肥肉は、甘煮系の味ですが薄めであっさりしていました。それでも甘目なので、お供のスープがぴったり合います。
四神湯は、白くモヤがかったようなスープの濁り加減に、エキスが一杯な感じ。その中にモツがぼんやりと見えます。モツ以外に美白効果があるとされるハト麦も入っていて女性に人気とのことですが、見た目は美しいとかそそるといものではありません。けれど、モヤの正体がコラーゲンとなれば、途端に気持ちが変わりますね。

永楽米烊外観

↑通りの喧騒がすぐそこ。手前にバイクの二人乗りが見えますが、バンバンと走ってます。活気があると思えるか、落ち着かないとなってしまうか。私達はまずまず前者の方なので大丈夫(排気ガスが感じられるほどではありませんのでご安心を)。

米烊と四神湯

↑小吃は小振で多品種を食べたい時にはいいですね。いずれもお茶碗を一回り小さくしたサイズで、余程に少食の人でもこれならお腹一杯とならずに済みます。米烊は小30元(大だと50元)、四神湯は30元で、お値段の点でも食べ歩きに向いてます。

食べるとトイレに行きたくなるのは人情というものでしょう。
台湾は、日本ほどではないものの、欧米に比べればトイレ事情はずっと良い。しかし、それでも地方都市となりますと、台北ほどではありません。台北ですと、MRT(地下鉄)駅に完備していますし、コンビニでもトイレ使用が可能なところがあります。また、飲食店でもトイレのある比率がまあまあ高い。
しかし、台南には地下鉄がなく、コンビニでトイレが使えるところはまだほとんどありません。飲食店も昔ながらであり、特に市場の小さなお店にはトイレなどありません。
國華街の西側沿いに並ぶ飲食店、その裏手に市場があり、食料品店を中心として沢山のお店がこれでもかと迷路を形成しています。市場には大抵、トイレがあり、ここ永楽市場にもありましたが有料でした。海外旅行の際は、その度の支払いはお金を持ってもらってカミさんに任せているので、私は小銭を持っていません。小銭をもらってまた行くのが億劫でしたし、これから本格的に食べるぞと思っていたので、次のお店を探すこととしました。
一旦、北の民族路に出て、東側の赤坎(実際は山冠がつきます)樓の方へ向かいます。観光の中心地だけに、市場とは違って大きな建物、しっかりとした構えの飲食店がある筈。それならトイレもとの考えでした。
しかし、日本のような商業施設はこの界隈にもありません。そのような建物があるのは台南駅から南東に走る、中山路沿いくらいのもののようです。そちらは、日本の渋谷や新宿のような感じですが、こちらはビルといっても数回建てがせいぜい。飲食店も、市場に比べれば大きいのですが、それでもトイレは見当たりません。
そこで、民族路の表通り沿いで、二階建ての立派な赤坎担仔麺に入りました。さすがにそこはトイレ完備。店名は担仔麺ですが、台南名物のあれこれを、セットメニューあるいは単品で提供していて、これなら何かといただけるなとも考えました。こちらもお昼時とて大盛況、日本語メニューもある旅行者向けでもあり、ゆっくりと腰を落ち着けて食べる人が多いこともあるようでした。
セットメニューもありましたが、一気に食べてしまうとさすがに後が続かないかと、私は担仔麺、カミさんは海鮮粥、そして碗粿をひとついただきました。
担仔麺はスープの味が独特でした。エビのだしが効いているのですが、それだけではなくていかにも魚介系というのとは違い、複雑とか深いというのともまた異なる、いささか捉えどころの無い味でした。日本のラーメンなどでは、豚骨とか味噌だとかのはっきりした味のスープなのと違って、ある面あっさりというか濃すぎないのが台湾流あるいは中国流。なので、前にも書きましたように、好みの味を追加の調味料で整えるということのようです。
お粥はそれこそ優しい味。食べ疲れないようにとのカミさんの選択でしょう。牡蠣や烏賊ゲソに、何種類かの海藻など、具は色々入っているけれど、それこそあっさりとしとしています。
そして、碗粿。甘〜いお味と共に、何だか食感は口の中に中途半端なつぶつぶが残る。具材をつぶした米とを一緒にし、それらを入れたお碗そのままでで蒸し上げるというわけですが、私が苦手なクスクスにやや近い。そういった細かく砕いたもの、それが口に残るのって、ザラザラした感じでいいものではないです。第一、米もパスタも、何でわざわさ細かく砕くのか?そのままで、いやそのままが美味しいのに。
まあ、名物だから食べてはおきましょう。

担仔麺と海鮮粥

↑手前が海鮮粥で、奥が担仔麺。台南は海が近いので、海鮮系もいい。蝦を使った料理も多く、蝦などの甲殻類好きの私には喜ばしい街であります。しかし、この担仔麺のスープの味は、どう表現しらいいのか難しいです。兎も角、食べてみて下さい。

碗粿

↑碗粿は正直、私としては好みではありませんでした。甘い味で、作り方からライスプティングと紹介されることもありますが、とはいえデザートという感じでもなく、ざらついた食感もあって、何故にこうなった?

その後は腹ごなしに神農老街へ行きました。こちらも台南の名所ですから。場所も、先ほどの永楽市場の向こう側で、海安路から入ると近いので。
しかし、こちらは老街の雰囲気は残しつつも、お客様特に若い人を呼ぶのに、おしゃれなお店が増えている。古い建物をそのまま使ってはいるものの、こざっぱりとした見た目、時にはポップな感じは、どうしても雰囲気が変わります。ちょっとどうなのだろう?との疑問を禁じ得ずでした。
これって難しいところからしれません。古いものが良い。けれど、単にそのままでは。飲食店であれショップであれ、今のテイスト、来てくれるであろう人達の感性に訴える要素が求められる。するとノスタルジックな昔ながらの要素は薄まる。
好みは人それぞれでもありましょうが、台湾らしさを求める私達にはその変化が大き過ぎるように感じられました。

神農老街

↑神農街の一番奥に何かの廟がありまして、このようなものが台湾らしいと思っている私には、途中の街並みは古いといえば古いけれど、現代風というか装飾的に、特に観光客向けのアピールがそれを変えてしまっているのが、いささか疑問。

程良い散歩の後、再び永楽市場のある國華街へと戻ります。
この通りを永楽市場より南へと行きますと、水仙宮市場が連なってあり、民生路を越えた先には西門市場があります。ほとんど途切れることなく、市場とお店が並ぶ國華街は、何を食べるか迷ったらここへ行けという場所と言えます。
この西門市場、この日、一度通っています。安平行きのバスの停留所を確認するのに海安路へ行く途中でしたが、その際に目にした行列が気になって。高明さでは葉家小巻米粉の方が上のようでもありますが、それはもう長蛇の列が出来る人気ぶりでは負けていないと思われる邸家小巻米粉。しかし、ちょっと列が長すぎ!が、それでも食べたい気持ちがありまして。通りがかりでもありますから。で、ちょっと見ていますと、列の進みが早い。
あるテレビ番組で、フードトレーラーの店主の一人が、列は長くて進みの早いのが良いと言っていましたが、まさにそれに当てはまります。行列が出来るほどだから美味しいに違い無いし、どんどん進んでるからそれ程は待たずに済むかな。で、行列が、待つのが大嫌いな私も意を決して並びました。およそ30人はという列が、しかし進みは早く、長く感じに済んだのでせいぜい5分程度だったでしょうか、そりゃもうどでかい鍋の前、私の順番です。
注文はこちらも簡単、麺(米粉)入りか無しかを選ぶのみ。
それにしても淡白な味です。ご飯物や小吃系は濃い味、それも甘めが多いのと比べると、麺類はあっさりしています。その分、烏賊の味や食感がストレートに口の中に広がるので、それを楽しむものなのかと思います。
ところで、どちらも家の字が付く小巻米粉は、まるで横浜の家系ラーメンのようですね。

邸家小巻米紛店頭

↑でかい鍋の中で、常に烏賊と米粉が茹でられています。引っ切り無しのお客に、途絶えることなく供し続ける為に。牛丼屋さんの熟練店員さんと同じで、ぴったりと量ったように、常に同じ分量が注がれているのでしょう。

邸家小巻米粉

↑で、注がれるとこうなります。上から乗せられた烏賊がしっかりと主張していますが、太めの米粉も負けていません。米粉入りが70元、なしでスープだけだと30元。あとからあとからという他のお客の為に、食べ終わったら皆さん、さっさと席を空けていました。

更に國華街を南に下ります。
中山路そして府前路と越えて行きます。途中、一旦はお店の密集度がやや下がるといいますか、露天に近く小ささだったり、販売専門で飲食スペースの無い小さなお店がほとんどとなりますが、府前路の南に至りますと、再び飲食街の様相が色濃くなります。こちらは市場街とは違って、定食屋さんや飲み屋さんもあって、また異なる雰囲気です。
その界隈を抜けて、再び海安路を目指します。そこに、次のお目当て、矮仔成蝦仁飯があるもので。
台南名物は数々ありますが、これは必ず食べておいた方が良い、そう私は思いました。蝦の味がしっかりとご飯にしみながら、しかしくどく無い。蝦のエキスって結構強いですよね。出汁としてはきつくなり過ぎとなって、いささか魚介臭さが鼻についてしまうことがなきにしもあらずですが、こちらは程よい蝦の香りと旨味に惹きつけられます。

蝦仁飯

↑台南名物の中でも一押しはこの蝦仁飯です。こちらも小さなお椀ですから、他のお店で食べる余力が残せますし。

美味いものの連続に満足感はありましたが、ホテルへ一旦、戻ろうかという道筋に丁度あったのが、蝦仁バーワン。
府前路南の飲食街で、門にあったので曲がりバナに目に入ったのです。食べたいと思っていたものの、さすがに食べ過ぎ注意では?ということで、探してまではでしたが、ここで出会ってしまったら食べずにはおれません。さすがにお持ち帰りとしましたが、それがどこでも普通に出来る台湾ならではあります。バーワン本体は紙の箱に4個、そしてタレはビニール袋に。大切に手にして、ホテルで後ほどいただきます。
ちなみに、小巻米粉以降、いただいのはどれも私だけでありました。カミさんの呆れ顔、心配の言葉を余所にして。

蝦仁バーワン外観

↑飲食街の一角に、ひょっこりとある感じ。ガイドブック等でよく取り上げられるお店ですが、決して大きくはありません。そのような個人経営で庶民的なお店のものが美味しいのって、最高ではありませんか。気楽で安くて。

蝦仁バーワン

↑女性の場合だと一口サイズというにはまだやや大きいかですが、食べやすくはあります。私はパクリといけましたが、タレと一緒にとで、割って中にタレを入れるようにしていただきました。午前中に食べた福記バーワンと皮は同じ系統ながら、中の餡は蝦主体で全く異なります。濃いめで甘めのタレがその餡と良く合いますが、飲み物が欲しくなる味ではあります。

さーて、今晩は大東夜市だ!
では、後編もどうぞご覧下さい。

食の都 台南をいく  前編

2018年02月05日 13:25

台南の2日目は市内を巡りますが、何度も申し上げてきたように最大の目的は食です。
台湾の食のルーツは各地方にありますが、その中でも台南は永らく政治そして文化の中心であっただけに、食に関しても数々の伝統的なものがあります。明日は安平に行く予定ですので、なんといっても今日一日が勝負だ!さー張り切って行くぞ!

とはいうものの、いきなりはさすがに厳しい。
宿泊先のホテルが市中心部の南寄りなので、まずはその南側から攻めますが、ホテルの前の忠義路を南にほんの数分いくと孔子廟です。ここは、一旦、胃腸の調子を整える為にも寄っていきましょう。
孔子廟は、元々が儒学を中心とした学問の府です。そこここに展示された額や書面などからも、それは感じられますが、寺院の伽藍配置にも似た建物や中庭から、宗教とは異なるものの忠や孝を基礎とした精神世界に触れる思いとなります。西洋においての学問の府といえば、かつては修道院でしたが、修道士達が思索にふけったその中庭に通じるのではないでしょうか。かつての学問はそのような精神性との繋がりが強くあったわけですが、それと比べると最近はどうなのか?近代において理念はどうなっているのか?
庭の木々を跳ね回る栗鼠にそれを聞いても答えてはくれません。しかし、そのように栗鼠が自由かつ楽しそうに飛び跳ねる、このサンクチュアリとも言うべき都会の中の空間こそが、その答えなのかもしれません。

台南の孔子廟の前庭

↑孔子廟の敷地に入って、こちらは前庭となります。更に左手の門を入ると、回廊に囲まれていますが、その門から先は入場料が一人25元です。しっとりと落ち着いた雰囲気は、その中は勿論ですが、整然と整えられた建物や周りの庭など全体に行き渡っていました。

台南の孔子廟の扁額

↑こういうのって扁額って言うのでしたっけ。学問は神聖であり、人の道なんですね。そのような根本精神から解かれていると感じました。古からの中国の文化そして儒教や道教などの心には、決してそのようなことに詳しくなくとも、肌で触れることが出来るように思います。

台南の孔子廟の栗鼠

↑伽藍状の作りの右手、三層の文昌閣が経つ庭に栗鼠が居ました。のびのびと木々の間も飛び回るので、足元に突然現れた格好になったおじさんが驚いて仰け反る場面も。その姿に、自由でほのぼのとしたものを感じました。あくまでも都会の一角ですし。

孔子廟の正門は、先の忠義路ではなく、それより一本東側の南門路にあります。そこを出ると、小さな一角ですが、その向かいに老街があります。古い町並みが昔のままに残されていて、そこの入り口にも門があり、孔子廟のちょっとした門前仲町といった風情です。

台南の孔子廟前の老街

↑孔子廟の正門、その向かい側にある老街。ほんの100メートルちょっとの一角ですが、とても落ち着いた雰囲気でした。古い佇まいというものは、それだけで心安らかな思いになります。ここだって都会の喧騒はすぐそこですが、一瞬にしてそこから離れた気分です。

次に南門路を南に取ると、道の右手すぐで馬公廟に行き交います。台湾ではどこの街でもこのようなお堂が結構ありますが、ここ台南ではその数が多いだけでなく、しっかりとした作りで規模もあり、大きな道路沿いのそれも交差点などにあって目立ちます。古都ならではの雰囲気にしばし足を止め、立ち寄ります。
しかし、孔子廟での哲学的感慨や古い町並みなどに触れる情緒感の間も、食欲は確実に私の中で頭を擡げていました。そう、目指す福記バーワンのお店はもう近い。馬公廟は南門路と府前路の角にあり、府前路を右に曲がって西へ向かえば、ほどなくして道の右側です。
市内に別店舗もある中、ここが福記バーワン本店であろう。時間がまだ11時前なので、さすがにそれ程にはお客さんはおらず、店先のテーブル席に座れました。しかし、11時前でこれならお昼時は相当に混みそうな感じ。
こちらのバーワンの特徴は皮のブルプル感です。バーワンは形状が一貫しているものの、皮や具はお店によって結構異なります。福記バーワンの場合は片栗粉が使われているとのことで、食感はもちもちよりもプルプルです。皮の材料としては、米粉やさつまいも粉など数種類があり、またその配合具合も地方やお店によります。具に関しては、やや大きな目なお肉ですが、大きな塊ひとつではなく何個か入っています。2個で一食となり、まあまあ食べやすい大きさです。タレは甘めで、それは台南全般に言えることが、この後に様々なものを食べ進むにつれ分かっていきました。

台南の福記バーワン

↑やはり何も言わなくとも2つのスプーン、そしてスープまで二つ。一個しか注文しなくとも、二人だといつもこうしてくれるのが台湾。台南はバーワンに限らず全体に甘めのしっかり味なので、このようにスープが付いてきてくれるのはとても嬉しい。バーワンは台湾の各地で食べることが出来、その地方により特徴があって、お店によっても異なりますので、食べ比べるのも楽しいです。私は、今回の旅以外も含め、これが6軒目となりました。

食べたのは私だけで、カミさんはよー食べるね本当に、腹こわさんといてよ、と顔で言っていました。が、そこを出て歩き出そうとすると、さっき目にしたお店が気になるんだよね、と口にします。それは、ここまで来る途中にあった馬公廟の近く、府前路と南門路のまた別の角にあった肉包とパンのお店のことでした。美味しそうだったから、でもわざわざ戻るのもと言うカミさんに、私としてはそのパワーは大歓迎なので、後悔しても知らないよというちょっと意地悪な言い方で背中を押しました。
実際、こいつは見逃すてはないというお店でした。1952年開店の老舗を唄う看板に偽りなしなのは、後から後からやってくるお客さんの波が証明しています。克林がその店名ですが、入り口を入ったすぐ脇の大きな蒸篭からしてそそります。売りは肉包系と蒸しパン系で、中身の異なるものがそれぞれ数種類あります。店先に長椅子もありますので、その場で熱々をいただくのも良いでしょう。

克林の店頭販売

↑続々と絶えることなくお客さんが買いに来ていました。お目当てのお店もいいですが、街を歩く楽しみのひとつは、何かの発見があること。ゆっくりと歩いての旅ならではで、目的地へ一直線と足早になりがちな私は、しばしばカミさんにもっとのんびりゆこうよと注意されてしまいます。こちらの克林は、老舗の人気店らしく大きな店構えもありますが、いかにも地元という感じの人達が来ているので、
これはと思わされます。

台南の克林

↑蒸篭とそこから上がる蒸気を見ると、それだけでそそられてしまう私です。また、これは持論ですが、長く続いているお店に外れはない。だって、美味しくなければお客さんから見捨てられてしまう筈だから。そこには何か、支持される続けるものがあるに違いないと。それに八寶肉包30元などと、お手頃ですし。

その後は、改めて府前路を西に進んでから、西門路を北にとって西門市場の界隈を抜け、西門路と民權路の角近くを目指します。安平に行くのは明日の予定ですが、99番のバスの水仙宮のバス停の場所を確認し、丁度良いバスがあれば行ってしまってもいいなとの考えです。
しかし、こちらの路線は台湾好行の観光ルートのバスであって、一般的な市民向けの路線バスではありません。平日は3便しかないのです。平日に安平に行くのであれば、台南公園始発で一番早い9時45分か、せめて次の10時45分を目指したいですね。あとは14時45分となりますが、それだと安平での観光の時間を考えるとちょっと遅いかなと。
事前に判明していながらも、まさか有名で大勢が訪れる観光地の安平なのに、本当に?それで確認だけではない思いで行ったのですが、バス停の表示が違うわけもありません。
ということで、やはり今日は予定通りに台南市中心部で食べまくる一日だ! さーお昼だ、ここから本格的にで、続編に乞うご期待。

台南 花園夜市  そりゃもうお祭り騒ぎさ

2018年02月04日 16:32

台南の夜市の盛り上がり、それは台湾の中でも随一だと思う。その中のひとつ、花園夜市を台南、初日の夜に目指します。
曜日毎に開催日が決まっていて、何箇所かで持ち回りとなる台南の夜市ですので、滞在する曜日によって目指すべき夜市が決まります。花園夜市は木、土、日と週のうち3日、開催され、私達の台南の滞在初日は木曜日でした。
何もない空き地然とした会場が、その時になると数多くの屋台と人で賑わうわけですが、ツアー参加の際には小さな地方の町でも、のぼり旗と仮設トイレなどで夜にはそうなるんだなというのを目にしました。しかし、台南の場合は規模が違います。
さて、花園夜市の場所は市の中心部からは北にちょっと離れていて、歩いたら30分でも着くかどうか、それに道に迷わないかな?
まあ、さすがに歩きではなく、日本からの方だとタクシーで行かれることが多いようです。バスは循環路線の0(ゼロ)番で行けるとガイドブックで紹介されていますので、行くならそれかなとなります(夜市が開催される曜日だけ、普段と違って花園夜市バス停にも寄ります)。
その台南のバスですが、2384.tainan.gov.tw/ のサイトで、路線バスについて調べることが出来ます。台南は台中に比べて都市の規模が小さいので、台中市政府のバスに関するサイトを開いた時にはその路線数に圧倒されてしまうのと比べれば、ずっと馴染み易いものがあります。それでも分かり辛い場合は、やはりグーグルマップで目指す場所周辺のバス停を探し、そこを通る路線の番号を把握してからとするのが良いでしょう。
同サイトを開きますと、選択肢が6つあります。四角が六つ、三段に並びますので、上段右の青いボックス(地◯版路線資訊)で路線・経路を確認し、上段左の緑のボックス(即時動態)で時刻表を見れば、ことは足りるでしょう。時刻表は即時動態で路線を選ぶと、時刻及票僄資訊のボックスが左上に出ますので、そこで出発点のものが分かります。あとは、最初の青いボックスで路線を選ぶと、バス停間の所要時間が分かりますので、それで自分の乗るバス停の時刻をはかります。バス停毎の時刻表まではありません。

ところで、市内循環バスの0(ゼロ)番ですが、台南駅を通りますので、それが当然のように台南駅前のバス停から乗ることを前提として、ガイドブック等では案内されています。私達が滞在するホテルは駅から離れた市中心部の南側なので、そこまで歩くのに少しかかるし、人気の夜市へ行くのにバスは混むだろうなあとは思いつつも、その当然のような案内のままに行動しようと私はしていました。
が、カミさんが一言、逆回りってどうなの?
言われてみれば、なのですが、ちょっと頭が固くなってたかな。ではとスマホにて、ホテルのワイファイ環境ですぐに調べられる。便利なものです。
調べてみますと、0(ゼロ)番のバスは市中心部の西側、東西に走る金華路を経由することが分かりました。私達が滞在するホテルがあり、林百貨店の前を走る中山路を含め、民生路、民權路そして民族路など東西に走るどの道でも、ただ西へ歩けばぶつかる通りです。迷うことなく行けます。距離にしてもホテルから700〜800メートルで、台南駅まで歩くより近いくらいです。
それで、そちらから行くこととしました。大きな通りでいいますと、その金華路のひとつ手前が海安路までは飲食店などが並ぶ繁華街です。そこからはもう100メートルとありません。分かりやすくて、近いうえに空いていて、完全に正解でした。

花園夜市の遠景

↑バスを降りるとその先には。俄然、盛り上がります。心は早くも全開モード。この台南の夜市のお祭りムードは、台湾の夜市の中でも独特にして最高です。台南を訪れることがあれば、夜市に一度は行かれるべしです。

花園夜市の会場内

↑このように食事スペースはしっかりと取られているのですが、時間が経つと完全に埋まっていきます。それだけの人出ということです。それにしても、牛排(牛肉ステーキ)はどこの夜市でも人気です。台湾も含め中国系の人達は豚食文化と言われますので、ちょっと以外な感じもしますが、食もまた変わりゆくものではあります。尚、画面左の垂れ幕には、各夜市の開催曜日が掲示されています。

バス停で降りると、少し先にこうこうと、ナイターの球場のような明かりが見えます。近づいて行くと、同じようにそちらに向かう人の波、、車でやってくる地元の人達の車列そして立ち並ぶ幟の数々。会場に入る前から興奮させられるます。よーし、来たぞ!
会場に一歩、足を踏み入れると、その圧倒的な熱気に襲われます。なにしろ、屋台の数も来場者の人数も半端なものではありません。なんだか気合いが入ります。何を食べようかもありますが、その熱気に負けないぞとか、頑張って注文するぞ、と力んでしまいます。
会場は道から奥へ向かってが長い、長方形です。手前が食べ物系、奥は衣料品などの販売系とゲーム系です。食べ物系の屋台は、会場の中を短い方向に向かって、即ち前面道路と並行する方向に2つある通路の両側と、会場を取り巻く部分とに並んでいます。通路の各片側に20軒以上はあると思われますので、4列で100軒近くとなり、取り巻く部分や会場外にもあるものと合わせ、全部で150軒以上にはなるでしょう。
会場内の通路は狭いので、それぞれが逆方向になる2つの人の流れのいずれかに従って、のろのろと進みます。その分、それぞれの屋台の見聞が少しは出来ます。気になる屋台があれば、その流れから少しだけ外れるようにして、並んでいるお客さん達の脇に加わります。

花園夜市のたこ焼き屋さん

↑日本のたこ焼き屋さんの屋台も各夜市でよく見かけますが、店名が新宿で、その横濱店とは、台湾の方々にとって日本って本当にイメージが良いのですね。

花園夜市の牛肉湯

↑牛肉湯は台南名物とのことで、必食のひとつと考えていたので、迷わずいただきました。牛肉はそれなりに入っていますが、肉のスープとしては実にあっさりしたものです。基本は軽い味であとは自分でアレンジが台湾流と、ここでも思った次第です。

屋台の列の後方にはかなり広い食事スペースがあり、テーブルが並んでいます。鍋系やステーキなどを食べているのが目立ちますが、特に鍋系は家族や友人のグループで盛り上がっています。とはいえ、お酒は夜市では売っておらず、持ち込みは出来るのでしょうがそのような感じもなく、賑やかながらも日本の飲み屋さんとは違います。
それでも、なんだかその中で食事をするのは気が引けるというか、どうにも入り込み難い。意外と気弱な二人でした。それでも、台南名物の牛肉湯はスープですから、冷めては仕方ないのでその場で食しました。そして、後はお持ち帰りで、夜市の熱気に触れたその熱に当てられつつも、楽しい気持ちも持ち帰って、ホテルでいただきました。

花園夜市で葱油餅

↑葱油餅は、油とある通りに油で揚げたものです。こちらも屋台でお馴染みの葱爪餅(爪は実際には手偏が付きます)は、生地や含まれる葱などの具材は基本同じで、鉄板で焼かれますが、それの揚げ物かと思いきや、食感などが全くの別物。名前が違うように、別々に紹介されるのがもっともだと納得致しました。サクサク感が最高ですので、揚げたてを食べましょう。私達も、これはその場でいただきました。円筒状の紙の器に、元は大きな円形を食べやすい大きさに切ったものを入れ、竹串をつけてくれます。

花園夜市にて購入

↑いずれも花園夜市の屋台で購入し、ホテルでいただいたものです。左の白い箱に入ったのは、白いのが米腸という、豚の腸にもち米を詰めたもので、茶色いのは香腸(台湾の甘めの味の腸詰ソーセージ)。右の透明プラスチックに入っているのは葱巻きで、肉で巻かれた葱の歯ごたえが実にしっかりとしていて、見た目以上に食べでが感じられます。台湾ビールをお供にして、台南初日の晩が更けていきました。


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