旅の予算  台湾7泊8日

2018年02月16日 13:07

旅は楽しいものですが、それなりの出費でもありますので、予算は大切と常々思っています。ケチケチの貧乏旅行などではないけれど、かといって贅沢でもない。近くて気軽に行ける台湾、私達の旅の予算を公開致します。

旅行費用の主な項目はほぼ常に同様かと思いますが、以下の通りで、
1)航空券
2)ホテル
3)交通費
4)食事
5)見学料
です。この順番で見ていきましょう。

1)航空券:  今回はチャイナエアの成田→台北(桃園)そして高雄→成田という往復で、一人28,830円でした。これには空港使用料等を全て含みます。まあ、標準的なエコノミーの料金かと思いますが、昨今の台湾人気で以外と見つけ辛くなってきているようにも思われる価格です。ちなみに、この時以降の更なる旅行も含め、6回の台湾で使用した航空会社は全て異なります。それだけ選択肢はありますので、費用を抑えたければ手間を惜しまず、日にちの設定などを変えて探すことかと思います。

2)ホテル: 台中と台南に各3泊、高雄に1泊の合計7泊でしたが、いずれもホテルズドッドコムで手配しました。その中で、台中はホテル代が比較的安いというのが実感です。台中での宿泊先であるパークシティホテル・セントラル台中についての記事で触れましたが、ホテルの需給関係は台中の場合、旅行者に有利なのだと思われます。逆に台南は大型のホテルがない分、都市の規模の割には台中より高くなるのも致し方なしでしょう。高雄は、都市の規模や宿泊者数との関係で、ホテル代は台北並みと感がえた方が良いようです。
 実際のホテル代は、一人一泊当たりで、台中が2,987円、台南が3,617円、そして高雄は3,382円でした。
 一見しますと高雄は台南より安いのですが、部屋の広さや設備を考えますと、台南はそこそこいいシティホテルで高雄は典型的なビジネスホテルといったところで、やはり高雄の方が実質においては高いという結果です。台中は値段自体も安いわけですが、部屋も設備も3つのホテルの中で最もよく、駅から5分強のロケーションでもあり、お得感が強いわけです。
 ホテルは勿論ピンキリですが、中級ホテルのど真ん中という感じでいって、台湾の地方都市では平均的に3千円台半ば位までで考えれば十分と思えます。

台南のホテル

↑三箇所のホテルのうちで、客室の広さや設備が真ん中となる、台南のフワードホテルタイナン。広さは20平米以上あり、設備や備品も含めシティホテルとしては十分に合格点だと思います。朝食のバラエティーや質も、3泊して飽きがこないものでした。

3)交通費:  日本と比べると安いと思えるのは何かと言えば、この交通費でしょう。桃園国際空港から台中まで、2時間ほど乗車するバスで250元ですし、台中から台南の自強號が2時間弱で363元となります。後者などは、成田エクスプレスの料金を考えると、どれ程に有り難いことか。
 7泊8日の全行程で、途中の市内での移動(旗津フェリー往復なども)や、台中から彰化経由での鹿港往復など全て含め、4千円を少し超える程度で済みました。
 もっとも、私達の場合はタクシーは使いません。今回のいずれの都市も、公共交通機関であるMRTかバス(あるいはフェリー)で十分ですし、特に台南などは、やや離れた安平や夜市に行く場合を除けば、あとは歩いて回れる範囲内です。
 尚、悠遊卡は、特に台湾に何度も行くなら、お得な必須アイテムです。便利なだけでなく割引料金の適用も随所であります。

台中駅で自強號

↑台中駅に入ってくる自強號です。台中から台南は2時間ほどかかるので、この自強號に乗りました。日本で言えば急行クラスです。新型車両も出てきていますが、このオレンジ色が最もそれらしい気がします。台南から高雄は一時間とかからないので普通列車で良しとしましたが、料金は大したことないので、所用30分への時間短縮以上に面倒がない自強號をやはり利用することをお勧めします。出来れば、当日ではなく前もって切符を購入し、座席を確実に確保するのがいいですよ。

4)食事:  これまたピンキリではあります。私達の場合は、小吃を食べ歩いたり、夜市を中心に屋台が楽しい、高級店より気軽な食堂を好むといったことで、ケチっているわけではありませんが安上がりではあります。
 とはいえ、それなりの鍋屋や台中の無為草堂でまったりしたり、高雄の旗津で魚介類を堪能するなど、メリハリということもあって時にはそうでない食事もします。それに、如何に小吃や屋台であっても、特に私はかなりの頻度であれこれ食べる食欲爆発タイプなので、一回当たりは安上がりでもトータルではそれなりにという結果です。
 今回は朝食が全てホテル代に含まれているので、後はお昼と夜ですが、共に150−300元という範囲に、上記の鍋や海鮮を除けば収まるといったところです。昼間からはしご状態で食べ回るので、昼食と夕食でどちらが食事代がかかるというものでもなく、平均で考えると250元までにはなりません。
 やや高い鍋、そしてそれなりの無為草堂や海鮮を含めても、トータルで4千元までにはならない範囲です。4円を割る換算レートですから、一万五千円程を見込んでおけば十分ということになるわけです。

無為草堂にてのひと時

↑台中の無為草堂でまったりとした時間を過ごしました。都会のど真ん中にこのような空間があり、一瞬にして別世界を味わえます。気軽な食堂や屋台等での小吃も良いのですが、時にはこのような場所もいいですね。それだって決してそんなにバカ高いわけでもありません。台湾マッサージもですが、折角ですから色々と楽しみましょう。

5)見学料: 観光に関しては、あまり熱心でもないといいますか、主にお寺やお宮を回ったりしていますと、それらがどこも入場料などないので、あまり見学料などはかかりません。今回は、台中の国立自然科学博物館と、台南で孔子廟と安平の二箇所(安平古塁と徳記洋行・安平樹屋)に行き、合計で225元でした。
 3都市いずれも以前にツアーでちょっとだけですが行っていたので、観光名所の幾つかは今回、入場せずとなりました。その点を考えると、初めてならもう少しかかるものと考えるべきではあります。

6)その他:  台湾マッサージは、旅行中に一度は行きたいものです。一週間だと、2度3度と行ってもいいかもしれません。今回は高雄で1時間コースを受けました。台北に比べると地方都市の方が少し安いと思いますが、それ程に大きな差でありません。まずは台北での料金を基本としておけば、特別な所でない限り、料金の計算にそうそうずれは生じないことと思います。

で、結局は全部でお幾ら? といいますと、一人当たりで
1)航空券     28、830
2)ホテル     23,194
3)交通費     11,000(成田往復を含む)
4)食事       15,000
5)見学料        900
6)その他      2,500
といったところです(お土産代は含みません)。合計で81,424円ですから、一日当たりで1万円強ということです。

お金をけちって楽しみを損なうでもなく、この程度で行ける台湾。近くて、フレンドリーで、何よりも美味しい台湾に、これからも行きたいものです。かなりの人気ですので、以前より少しづつ高くなってきているとも感じますが、それでもまだまだ気軽に行ける海外の代表格と言えましょう。
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高雄の夜  六合国際観光夜市

2018年02月14日 12:48

この旅、最後の夜は高雄泊です。
高雄のホテルはその数が多い一方で、価格は台北並みです。都市の規模もありますが、貿易港そして商工業の発展などからも当然と考えないと仕方ないでしょう。
その中から、私達は立地優先で、夜市の場となる六合路の一本裏、民主路にあるエバーラックホテル(九福大飯店)を選びました。翌朝は早くに高雄空港へ行かなければならないこともあり、MRT美麗島駅に近いことからも、こちらのホテルとしたものです。
値段は台南より一段と高く、それでいて部屋は狭い。出来れば望ましい20平米を切り、私達にとっては重要な、夜市で買ったものをいただくコーナーとなる椅子とテーブルのセットはありません。それらの点は事前に分かったうえで、一泊だけだから良しとしましたが、実際に泊まって驚いたのはベッドマットの余りにも硬いことでした。中には硬いのが好みというか、体に合うという方もおられるかもしれませんが、何故ここまで硬いものにしたのかと理解に苦しむ程のものでした。
高雄は、特に場所に幅を持たせればホテルの選択肢は多くありますので、ベッドマットの硬さまではなかなか事前に分からないでしょうが、よく調べて比較されると良いと思います。
一応、エバーラックホテルさんの名誉の為に申し上げておきますと、浴室まわりや朝食などについては決して悪くはありませんでした。特に、翌朝は早朝便で、朝食開始の6時半よりも少し前から待っていると、事情を察して急いでくれて、ホスピタリティを感じさせてくれました。

エバーラックホテルの部屋

↑エバーラックホテルの部屋はこの通り。奥に椅子が一脚見えますが、テーブルはありません。鏡があり、テレビが置かれた横長の台が、夜市で買ったものをいただくスペースとなります。ビジネスホテルと考えれば、日本の場合の標準よりは広いといえます。一泊だけなならば良しとしましょう。ひとつ不思議だったのは、エレベーターを降りたあたりにカウンターがあって、職員が定席していたことです。特に何かのサービスがあるようでもなく、なんでいつも居るの?

エバーラックホテルの浴室

↑浴室もちょっと狭いものの、不都合があるほどではありません。水はけ等の機能の面では問題ありませんでした。

さて、本日の主題となります六合国際観光夜市ですが、観光夜市というのは台北にも何箇所かあるものの、国際の言葉が使われるのはここだけでしょう。台北と異なりそれなりの規模の夜市が限られる高雄で、元々ツアーなどで高雄泊は多いわけですが、観光客にとって行きやすい場所となります。
他の夜市と比べて、日本人をよく見かけることからも、その名の通りだなと感じます。夜市ではあまりアルコールを飲んでいる姿は目にしないのですが、ここではそれなりで、それは日本人であることが多いように思います。それは夜市の作りにもあるかと、私は思います。
と申しますのは、この六合国際観光夜市は、車の通行を止めて歩行者天国とした六合路で開催されますが、他の同様の歩行者天国での夜市と比べてその道幅が大きいという点です。道幅が狭いと、屋台の裏側の歩道側にあまりスペースが取れず、その場で飲食をするにも歩きながらが多くなりがちです。しかし、ここではスペースが十分に取れて、後方にテーブルを幾つか並べた屋台がかなりあります。
夜市自体としての規模も通りの幅と長さに比例して大きいので、それだけ盛り上がって、お祭り気分からお酒をという気持ちになり易いようにも感じます。
また魚介系などの、アルコールを一緒にいただきたくなるものも多いと思います。まあ、ちょっとした居酒屋になるわけです。通りの両側に路面店が並んでいて、中にはコンビニなどのアルコールを調達し易いお店がままあることにもよりましょう。
とはいえ、アルコール派は全体からすれば少数ですし、それで変に騒がしいとかトラブルがといったことは無いので、誰でもが楽しめます。

この夜市は、同じ2016年の5月にも来ましたので、これで2度目です。前回は魚介系の屋台で何品かいただきましたが、その屋台が今回はありませんでした。結構、お店の入れ替わりもあるようです。
今日のお昼に旗津で魚介類は食したので、ここではちょっと目先を変えましたが、それでも魚介系は外せませんでした。蟹の揚げたものと、貝のご飯詰の2品を買って帰りました。また、ご飯物に目がないとともに、鶏は安定した味で裏切らないの合言葉のもと、手羽先のご飯詰も買いました。

六合夜市の海鮮貝

↑貝の殻に、中身の貝にご飯とその他の具を詰めて、しっかりと焼いています。こうやって焼いてるところを写真に撮ると、結構大きい貝であることが伝わりますね。

六合夜市の鶏翔包飯

↑あくまでも手羽なんですが、ご飯が詰められて膨張している点を割り引いても、それなりに大きい。ご飯食いのカミさんのリクエストもあり、ご飯の詰め物を続けざまに購入です。看板の鶏のイラストが可愛いですが、このような表示やロゴとかもなかなか楽しい。


六合夜市での三品

↑屋台で買った三品をホテルで並べてみました。手前が海鮮貝で、左手奥が鶏手羽そして右手奥は蟹の揚げたもの。蟹は小ぶりなサイズのものを殻ごと丸揚げにしていますが、ソフトシェルクラブというわけではありませんので、殻は口に残りました。蟹の中の仕切り?や殻でも薄い部分は食べられなくもありませんが、いささか食味を損ないます。私のように甲殻類の風味が好みの場合はそれでもまだ良いのですが、そうでないと評価は分かれるところかも。

一通りの屋台を見ならがら、それらを買い求める間で、私は紅油炒手(ホンヨウツァオショウ)を食べました。何度も読み返してしまう、そして食べ物の写真に見入ってしまう、「台湾行ったらこれ食べよう!」という本で見て以来、私の食べたいものリストに載り続けてきた一品です。
ワンタンを辛いソースでからめた四川料理。辛いものに決して強いわけではないのに、美味しそうなワンタン、その白が鮮やかな赤いソースと最高のコントラストで、その本の写真に目が惹きつけられてしまったのです。それが、今正に目の前にあるとなれば、そりゃあ食べるしか無い。もう、幾つか買ってはいるものの。
さて、実食。うっうっ、結構、辛ーい。額からあっというま汗が滲む。決してやせ我慢などではなく美味いが、この手のものはこの一杯が適量というもの。

六合夜市で紅油炒手

↑黒い器が大正解ではないでしょうか。紅油炒手の白と赤のコントラストが一段と映えます。お箸が2セット見えますね。やっぱり一緒にいるカミさんのことも考えてくれるんです。たとえ食べなくとも。こちらは辛さが決め手の一品ですので、辛いのが苦手の方がそれでも食べてみたいという場合は、誰かさんのをちょこっと分けてもらうくらいにしておくのが良さそうです。

最後にこの季節が旬の釈迦頭を買いました。台湾独特?の果物で、その形がお釈迦様の頭に似ていることからの、このネーミング。果物天国の台湾なのに、あまりフルーツをいただいたことがこれまではなかったもので、今でないとなんだからと夜市の一番端っこで、最後の一品。
なにしろ、ホテルはその果物屋台のある角を曲がって、ほんの数分先ですから。ちなみに、一本裏というだけで、表通りの夜市の喧騒は全く届かず、静かに夜を過ごすことが出来ました。

釈迦頭外観

↑名前通りにお釈迦様の頭のようです。中身がどうなっているかも、どんな味かもしらないけれど、何でもトライですから。

釈迦頭の中身

↑で、割ってみるとこんな中身。ややグロい感じもしますね、例えばカブトガニだとかプレデターのような。味はネットリ系で味わいが深いです。ジューシーな爽やか系が好みの方ですと、ちょっと合わないかもしれません。それと、種が多いです。食べ辛いのが嫌いな、面倒嫌いには向きません。私個人としてはビミョーなところでしたが、言えるのは、味わいとともに食べでを感じますので、あまり腹一杯ではない時の方が良いということです。

台南から高雄、旗津へ

2018年02月13日 12:35

旅は7日目。台南での3泊を終え、高雄へと移動します。
自強號で30分程度とのことなら、急ぐこともないので各駅でもいいかと考え、台中から台南の際とは異なり予約もせずに台南駅に行きました。丁度ホームに台南行きの電車がいたので飛び乗ります。
しかし、これが大失敗。途中で支線が分かれていることなど全く念頭になく、乗った電車が正しくその支線で、台南から3つ目の中洲から長榮大学駅へ向かうものでした。行き先が高雄方面と異なることに気づきはして、中洲で途中下車です。
虚しく後から来た自強號を見送り、ホームで次の電車待ちです。
と、話しかけてきたのが、どうやら東南アジア系の女性。それも一人ではなく、何人かのグループです。雰囲気的に、高雄へ行くにはこのホームでいいのか?と言っているようですが、そもそも何語か判然としません。彼女らの容貌と語感からしますと、まあ東南アジでベトナムかタイ辺りでしょうか。
台中で東南アジア系のコミュニティーがあったことや、台南の夜市でアジア系の屋台もかなりの数だったことなどから、それらの国からの人が台湾に結構入っていることは想像に難くありませんでした。そういえば、日本の技能実習生の問題を取り上げた新聞記事で、ここ台湾や韓国の方が、滞在可能な期間が長く、アジア系の人達が日本よりも多く迎え入れらていることが述べられていました。
スーツケース転がして、いかにも旅行者という私達に声を掛けてきたってなんですけど。まあ、こんな田舎駅に旅行者が居るとは思わないのかもしれませんし、日本人と台湾人の外見は彼女らにしてみれば同じなのでしょう。
で、暫くしたらまた別の女性から声を掛けられます。後から来たようですが、前から居たグループと話してるし、田舎駅であることを考えると知り合いと思われます。だったら、この人達は旅行者で地元の人じゃないみたいくらい伝えてよ。何語か分からない言葉をいきなり浴びせられてもねー。それも何度も。
その後の列車では、カミさんが地元の少数民族出と思われる女性の隣に座ることとなり、しきりに話しかけられていました。自然食品の説明などされていたそうな。通路を挟んで向かいに座っていた私が、日本人ですというのだけは台湾語で伝えましたが、あとの会話はどのように成り立ったものやら。
そして、到着したのが左榮駅。その列車はそこままで、乗り換えて高雄駅まで行かなければなりませんでした。
結論は明らか。急ぐ旅ではなくとも、自強號を使うのが無難。

さて、高雄駅からですが、MRT(地下鉄)利用です。
が、ここでまたもや問題発生。悠遊卡の料金切れ。MRTの自動券売所でチャージしようとしました、出来ません。なんで?と思いながら何度かトライしていると、係員の人がやって来てチャージは出来ないよと言うのです。2016年11月時点では、高雄のMRTでは悠遊卡は使えるけどチャージは不可。その後はどうなっているでしょうか。
ちなみに、コンビニでチャージが出来るそうですが、店員さんに上手く言えそうになく試していません。

美麗島付近のホテルで荷物を降ろし、チェックインは後として旗津へ向かいます。
MRT紅線で高雄駅から美麗島へ。美麗島はMRT橘線との乗換駅であり、今度はその橘線で西子湾へ行きます。3駅なのですぐです。
MRT西子湾駅から旗津へのフェリーの乗り場までは少し歩きます。ガイドブックだと地図外になるので迷わないかと心配しましたが、地図や案内表示が完備していますので、それに従って行くだけです。何のことはありませんので、ご心配なく。
さて、フェリー乗り場に着きますと、乗船待ちの列が出来ています。今日は日曜日。それでなくともフェリーは待つ、それも土日ともなれば長時間待ちを覚悟しましょうと、ガイドブックにありました。待つのは嫌いながら致し方なしです。
しかし、ガイドブックは脅かし過ぎと思いました。土日などの混雑時には増便もとの情報通りで、次から次にフェリーが発着します。前のフェリーが出たかと思えば、すぐに次のフェリーが着岸態勢です。それでも30分程は待ちましたが、数時間待ちもというのは大げさでしょう。フェリー乗り場に着いたのがお昼ちょっと過ぎくらいでしたから、ピークより少しは落ち着いていたかもしれませんが、まあ1時間待ちまで覚悟すれば十分なのではと思われました。
フェリーの乗車時間はそれこそ10分もなく、あっという間に対岸の旗津半島に到着です。そんな短時間ですが、私はフェリーが大好きです。普段はフェリーに限らず船に乗ることなど、あまりありませんので、ちょっとした非日常であり旅行気分が盛り上がります。
もっとも、日本でも大阪などで運河を渡るほんの数分の渡し舟などがありますから、遊び心でそのようなのに乗るのも楽しいですよ。かつて営業の仕事で、決して遠回りではない経路を研究して乗ったことがあります。ちょっとした気分転換で仕事にも楽しみをでした。

旗津フェリー

↑大勢が押し寄せても、フェリーはフル回転で運んでくれます。乗船時間は短く、湾内を航行しますので、船酔いの心配もまずはありません。何かと心配せずとも大丈夫です。

それにしても、旗津の賑わいは大したものです。それはそうでしょう。ひっきりなしのフェリーでやって来た人の数を考えれば、その人混みも当然というもの。渋谷や原宿などの雑踏に負けはしません。
フェリーを降りて、その正面すぐから伸びる廟前路は、すぐに両側が海鮮料理のお店で占められます。どこのお店も結構大きく、その店頭の氷をはったケースに各種の魚介が並び、水槽では蝦や蟹などが蠢いています。お店の中は、はや人で一杯ですし、店頭にもどれにしようかと選ぶ人達が群れています。
人でごった返す夜市同様、いささか腰が引けるのですが、これを目当てにやって来たのですから、今更と自分の心を後押しする気持ちで望みます。どのお店にするかは、何となくですがその時に店頭に並んでいたもので決めました。
しかし、そこにはメニューもなければ、価格表もありません。伝票方式や、写真入りメニューなどとは違って、これは上級編だなと思いましたが、案ずるよりは産むがやすしでした。
まず安心して良いのは、台湾ではぼられることはないです。それと、店頭で相談にのってくれる店員さんは、いずれもがプロです。料理法や味付けなど、よく分かっています。
値段は、その場で聞けばちゃんと言ってくれます。数字が上手く聞き取れないと、手元の紙に書いて見せてもくれます。数とか重さで決まっているので、あとは数量を決めれば、いくらか明瞭です。
料理法は片言の日本語と英語、こちらかもなんとか若干の台湾語で、焼くのか揚げるかなど、細かいことは別にして相談して決めることが出来ます。
なんだか自分は心配性に過ぎるなと、つくづく思わされる結果でした。

旗津の海鮮料理店の店頭1

↑私達が食べた鴨角活海産では、左側にこの魚介コーナーがあります。眺めていると店員さんがやってきて、相談にのってくれます。その場で事前に値段を教えてくれますので、明瞭会計で安心です。

旗津の鮮魚料理店の店頭2

↑店頭、右側は甲殻類と大きな高級魚のコーナー。特に上の段の蝦は大きい。伊勢海老あるいはロブスターなわけですが、こちらでは龍蝦と呼ばれています。伊豆でも房総でもばんばん食べられているので、そんなに採って大丈夫なのといつも思っていましたが、こちらでも同様ですね。海の恵みには、常々、大感謝です。

店内は混んでいますが、広くてテーブル数も多いので、普段からそうそう待たされることもないようです。私達はすぐに席へと案内されました。
地元の方達などは、家族や友人と大勢でやって来て、例の丸テーブルを囲んでそれはもう大層な勢いで食べています。実に壮観な眺めです。大きなお皿に載った料理がひっきりなしに運ばれてきては、平らげられていきます。いくら海が大量の幸をもたらしてくれるとはいえ、こりゃあその海ごと食い尽くされてしまうんじゃないかと思えてきます。その光景をみていると、私の食欲も許されであろうと、ほっとします。
種類が豊富に揃っていますので、自分の好きなものが食べられますが、それこそ食べ過ぎ注意でしょう。出来上がりの料理の量が注文時点では見え難いこともありますので、色々と食べたい場合は選ぶ素材をあまり大物とはせずに、また一品ごとの量を少し控え気味とした方が良いでしょう。追加注文も可能ですから。
まあ、その辺りもプロの店員さんが一緒に考えてくれます。

旗津で牡蠣料理

↑一番手は牡蠣のにんにくソース焼き。ちょっと辛味もあったけど、日本人と分かってか控えめでした。牡蠣は当たるのが心配と思う時もありますが、このようにしっかりと火を通すのであれば心配ないでしょう。

旗津で蛤

↑二番手は焼き蛤。かなりの大きさでしたが、写真は対象物が無いとその大きさが伝わりませんね。大きいだけにプリプリの身でした。

旗津で魚フライ

↑三番手は、白魚というにはちょっと大きい魚のフライ。魚の種類は不明です。店頭に並んでいるのが美味しそうで、これはどうかと私から言うと、店員さんがフライで食べるのを勧めてくれました。新鮮な素材は簡潔な料理法でいただくのがいいという、良い例でしょう。胡椒をちょっとつけていただきます。

旗津で鮭鎌

↑四番手の、鮭のかまは店員さんから提案されました。日本人だからということと思われ、プロならではと感じました。これまた大きさが伝わりそうにありませんが、かなり立派なものでした。ストレートに焼いただけが、これまたいい。

旗津であら汁

↑五番手として、鮭のかまを焼いた残りを、あら汁にして出してくれました。やっぱりプロの店員さんは分かっているの、駄目押し。注文の際にそこまで話せるわけもなく、これは嬉しい驚き。正に余すところなく食べさせてくれました。以上、素材4点の料理5品で、しめて1280元でした。

食後は廟前路を抜けて海側まで行きました。といってもすぐですけど。
海沿いの通りには露店が並び、そこにも食べ物の屋台があります。小物を売ったり、ゲームなど、昼間ですが夜市と変わりません。砂浜との間の公園も含め、こちらも人でごった返しています。何かと人々のパワーって凄い!
ということで、日差しも強いことから、早々とホテルへと向かいました。今晩は六合国際観光夜市が待ってますから。


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