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レオンの街の中世祭り

2010年08月29日 13:38

旅の8日目。宿泊地はレオンです。

レオンは車で行くのに解り易くて適してします。旧市街は真四角で、一部に残る城壁やその跡地の公園などで縁取られ、見所は勿論のことその中に詰まっています。
私達はその北側、歩いて10分強の所にあるホテルに泊まりました。旧市街の西側をちょっと離れて、南北にベルネスゴ河(Rio Bernesgo)が流れていますが、高速A231号線で東から来て、国道N630号線に降りてこれを辿ると、その川沿いに市街地とは反対側の西岸を走ることとなります。川岸を走るわけではないので、河に沿って走っているとは実は解らないのですが、そうなります。
そして、スペイン国鉄のレオン駅を通り過ぎた先の大通り、クエベド通り(Avenida de Quevedo)に右折して入れば、河を橋で渡って旧市街の北側へと周り込めます。ごちゃごちゃとした市街地の解り難い道を通ることなく、目指すホテルのある地域へとすんなり行けるわけです。
この、河の西岸を辿り、適当な所で河を越えるルートを使えば、同様に目的の場所へと容易に着けることでしょう。
それでなくとも、旧市街を取り巻く市街地には、何本かのそれとはっきり解る大通りが走っていて、スペインの大都会の中では解り易いつくりです。ずっと真っすぐまでではないものの、それらの大通りが比較的、東西あるいは南北に走っているのも迷わずにすむ一因でしょう。
逆を言えば、多くのスペインの街がそうではないということですが。

ホテルにチェックインしてから、私達は早速、旧市街に向かいました。夜が長いスペインとはいえ、観光スポットが開いているうちに行かないと。
でも、のっけから躓きました。何しろ、レオンでは最大の見所とも言えるサン・イシドロ教会に入れなかったのですから。レオンはその都市の名前ともなっているかつてのレオン王国の首都でしたが、その王国の歴代、実に23代の王が眠る霊廟となっている教会は、壮麗な天井画でつとに有名です。12世紀に作られた教会で、ロマネスク様式のシスティーナ礼拝堂と称される程であり、レオン観光のハイライトとされます。
うーん残念。明日の朝、改めて来ようかとの意見も交わしましたが、朝はゆっくりのスペインですから確か開館は10時とかだったような。次を急ぐ旅にはそれは無理ということで、あっさりと
「まっ、いいか。」
と諦めの早さは一番というか、淡白というか、門に背を向ける私達でした。
他にも見所は結構あって、大聖堂は勿論のこととても立派なものでしたが、アントニオ・ガウディ好きのかみさんには必見のカサ・デ・ボティネスでは、楽器を中心とした音楽関係の展示も見つつ、内装までしっかりと堪能出来て大満足でした。

カサ・デ・ボティネス

↑カサ・デ・ボティネスはあまりガウディっぽくはないのですが、町並みには合ってたかな。だから、それがガウディらしくないってことですよ。

が、何よりもラッキーだったのは、この日が丁度お祭りに当たっていたことです。
中世祭りは、それはもう中世にタイムスリップした状態で、どっぷりとその雰囲気に漬かれました。沢山の露天が並びましたが、どのお店も中世そのものなのです。食べ物も宝飾品も含めた細工物も、全てが当時のものとなっていて、店員さんは古い衣装を身に纏い、しゃべり方だってそれっぽい。と言っても、海外ものの中世ドラマが比較対象ですから、その評価はあやふやなものなのに決まってますが。
道には藁が敷き詰められて、これもまたドラマで見る中世の街を彷彿とさせます(思い出してみると、イギリスで中世の市場とかを再現したテーマパークでも藁が敷いてありましたね)。その道を、ラバの一隊が通り過ぎます。背中には子供が乗って練り歩いているのですが、当時は子供ではなく荷物がラバの背中にはあったことでしょうが、これまた雰囲気というものです。
豪快に焼かれる肉から立ち上がる煙、高々と掲げる伝統の手法で次がれるシードル(リンゴ酒)。普段は人ごみが嫌いな私達も、この時ばかりは喧噪を賑やかさとして楽しく受け止めることが出来ました。
と、一角に黒山の人だかり。なにかと思うと、鷹匠が鷹や鷲を操っていました。止まり木には大層大きなふくろうなどもいて、鷹匠の号令で飛び交う姿は勇猛そのものでした。ヨーロッパを旅行していると、お城の見学などで時折は見掛けるのですが、このような町中で見るのはまた感じ方がかなり違いました。人々の頭すれすれを飛んだりして、臨場感が一段と強いものでした。

ラバ隊がゆく

↑ボーッ、ボーッとホラ貝にも似た笛の音が響くと、ラバの一隊がやってきます。それにしてもラバってやつは「お前、頑張ってるな」と声を掛けたくなる顔をいつもしてますね。

レオンの鷹匠

↑鷹匠って格好いいんですが、かなり重いんでしょうね。腕が強くないと出来ませんよ。随分と立派な鷹だし。

は中世らしい豪快な肉料理に惹かれましたが、かみさんと義理の母の二人は、一応は女性ということで銀細工に目を奪われて、吸い寄せられるように露天の前へ。でも解る気はしますね。下手なブランド物よりも、普段は見掛けない、当時のデザインを元にした一品の方が余程に面白い。それに、気に入ったものはサイズを調整してくれたり、名前を入れてくれたり。高価なものではなくとも、決して他では手に入らないわけで、身につける楽しみもあろうというものでしょう。

レオンで肉

↑これでそそられなかったら肉好きとは言えんでしょう。かみさんは見てるだけでお腹が一杯とも言ってましたが。

レオンでシードル

↑こうやって注ぐんだよ、と笑顔で見せてくれるお兄さんでした。結構、練習したのでしょうか?

ということで、私達のレオンの思い出は中世祭りですが、必見と言われるものを見ずには納得出来ない方は、時間設定をしっかりと考えてレオンを訪れて下さい。
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