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田舎町讃歌

2010年07月10日 13:33

ハビエルからパンプローナへ(旅行4日目)

ゆるゆると起き、しっかりと朝食を摂って、出発です。
旅の四日目は、ハビエルから西へ、サングエサとオリーテというこじんまりとした2つの街を巡り、北上してナバラ州の州都にして大都会のパンプローナを目指します。

最初の目的地となるサングエサは、ハビエルから地方道で西へほんの5分。街一番の目抜き通りが一方通行で、それがお昼には全面歩行者天国となるという、それはのんびりとした小振りな街です。スペインで購入した地図にも市街地の詳細など載るはずもありませんが、便利な世の中なもので、事前にネットで街の概要そして車ですから大切な駐車場は確認出来ていました。
ちなみに、ハビエル城の駐車場には観光局のインフォメーションがあり、そこでサングエサを含めナバラ州の様々は資料を手に入れることが出来ました。よって、更に安心してサングエサにも向かえました。ホテル宿泊者はホテル脇のその駐車場に車を止めるので、自然と目につきました。時間があれば、ここに限らずインフォメーションに立ち寄って情報を仕入れましょう(ものによってはスペイン語しかありませんが、地図や写真だけでも役に立ちます)。
さて、今や寂れた小さな街ですが、かつてはとても栄え、その名残として素晴らしい教会やバロック調のお屋敷などが数多く見られます。巡礼路上にあって多くの巡礼者が行き交ったこと、ムスリムの商人も保護されるなど交易路ともなった巡礼路にあって商業も盛んだった時期、そして貴族などの有力者が豪壮な家を構えたりと、現代とは異なる経済・社会にあって繁栄したわけです。
お金が集まるところには立派な教会も建つものです。商人や貴族から寄進などは、教会の建物そのもの、そして内部の造作や芸術的な装飾の礎です。
ここで私達にとって助けとなったのは、主要な見所には英語も併記された案内板があったことです。スペイン語と比べれば、完璧とまではいかなくともずっと良く解ります。もっとも真剣に読むとそれなりの時間を要しますので、私はいつも一人取り残されて、早くと他の2人からせき立てられてばかりでしたが。
また、博物館もこの規模の街だとコンパクトで、ほぼその街のことだけに絞って展示しているので、ぶらっと寄るのに丁度いい感じです。もっとも、立派で整備された大都市の博物館と違って、解説もパンフレット(あったとして)もスペイン語だけということが多いのですが、これまた写真や展示物あるいは昔の街を再現したダイオラマなどで十分に楽しめます
そんな街にも何台かは大型バスでツアー客がやって来ますので、そんな時はやり過ごして、自分達だけでのんびりと回りましょう。

サングエサの教会

↑サングエサのSanta Maria la Real教会は街一番の見所で、ツアー客も結構来てました。

9時半頃から2時間弱でサングエサを一巡し、次なる街、オリーテへ向かいます。
オリーテからは更に西へ、一級地方道のNA132号線を約40km。途中、ブドウを収穫する一家とちょっとした挨拶を交わし、現代の風車たる風力発電機の列などを写真に収めと、ゆっくりと走って小一時間のドライブです。お城の塔が遠くからも眺められるので、元々一本道ということもありますが、迷いようも無く到着です。城壁に囲まれた街で、それをぐるっと取り巻く道の両側に駐車場があり、これまた迷うことはありません。
城門を潜り街に入りますが、ここオリーテでの観光と言えば修復されたオリーテ城以外にはありません。というか、お城以外はこれといった見所はありません。
しかし、このお城が実に見事です。かつては荒れ放題だったのを修復したのですが、その修復の過程もお城の展示の大切な一部となっています。ナバラの王様が住んだお城であり、何よりも王族の為であった教会がお城に隣接し、一部はパラドールとして現在は使われているなど、ここにオリーテ観光の全てが凝縮されています。何しろ、城壁を一周したって30分もかかりはしない大きさの街ですから。
そのお城を出ると、なにやら賑やかな一団が。それはサーカス一座で、猿や駱駝や何やらが一列に並んで練り歩いていました。その一行を眺め、写真を撮りながら、レストラン探しです。お城だけですから、1時間半程度で観光は終了というわけです。

オリーテ城

↑オリーテ城は平らな土地にポッコリ建ってますので、遠くからでも良く見えます。

さて、レストランですが、私達は1つの建物の1-2階が共にレストランとなっているうちの2階に入りました。だって、1階は満杯で全く入れず、2階も席は埋まっていましたがすぐに空くからねということで。
それにしても大盛況でしたが、その多くは建設労働者の人達でした。それもスペイン人だけでなく、北アフリカから来た人も結構いて、それはもう賑やかかつぱくぱくと食べていました。
レストランに建設労働者?
日本だとあまり見かけない光景でしょうか。でも、ここではそれが普通。何故ならばランチの定食が千円するかしないかで、それも前菜にメイン、デザートが付き、3-4人のグループ毎にワインが一本。それはもう腹一杯食べたい彼らだって大満足でしょう。
前菜もメインも何種類かある中から選べるのですが、どれもボリュームたっぷりです。以前のブログでも、かみさんが前菜にひよこ豆のスープを選んだことを書きましたが、なにしろスープの入った鍋をどんとひとつ置いていくんですから。そんなの全部食べ切れるはずもなく、でも残すのが嫌いなかみさんはそれはもう必死に完食を挑みましたが、あえなく討ち死に。それでも、未だに「一生分のひよこ豆を食べた」と言い続けています。
私も前菜は煮込み系の、肉入りスープを選びました。これもまた、結構大きい器に2杯でもまだ余り、3杯目は無理矢理胃に詰め込んだの感があるほどでした。3人の中では勿論のこと一番胃の大きい私でそれですから、かみさんも義理の母もそりゃもー、腹一杯で動けんときたもんです。
ところで、前回も書きましたが、この2006年当時が不動産バブルのまっただ中だったと、ここでも思い返されます。レストランが建設労働者で一杯だったのも頷けるように、オリーテの町中の至る所で、あっちを掘っ繰り返し、こっちを修復しと、道路や建物の改修や新築などが行われていました。その後も行く先々で目にすることになりましたが、あんまりやり過ぎると何事もいけませんなということですね。
それは兎も角として、安くて美味しいものをこれでもかというまで食べられるレストランがあるのも、地方の小さな街ならでは。気楽に回って混雑知らず、疲れるまでにならない規模に、やっぱり田舎がいいといつものお決まりの言葉を連発しつつ、食後には、醸造所も兼ねたボデガ(ワインを中心に地元の特産物を売るアンテナショップのようなもの)を覗く私達でした。
そんだけ食べても、また飲み物、食いもんかい、という突っ込みはご勘弁を。

オリーテのランチメニュー

↑オリーテのレストランのランチメニューは、前菜・主菜・デザートのいずれも選択肢が豊富

オリーテで肉入りスープ

↑肉というかソーセージ入りスープでスペイン北部名物のコシードのよう。女性ならこれだけでもお腹一杯に。

その後、4日目の宿泊地であるパンプローナに向かいました。国道N121号を北へ、少しして高速A15にのって更に北へ。距離は市の中心部までで約30kmです。
市の南縁で高速を降りて、中心部から外れて東側のブルラダ地区にあるホテルを目指しますが、予約したホテルを見付けるのに苦労したこともあり、大都会は疲れるのこれまた決まり文句を連発とあいなりました。
もっとも、大きなホテルグループの一員が、グループ再編の関係でホテル名の表示自体が変わって看板なども付け替えたものですから、事前にホームページで入手した写真と違う! となったのが見付けるのに苦労した理由です。そのホテルの前は何度も通ったのですが。ですから、悪いのはホテルであって、パンプローナの街に問題があったわけではありません。
それでも、やはり大きな街は大変です。気を張って、地図を見て、それを周りの景色や表示と照らし合わせてと、とても疲れます。車で回るのに、迷うこと無く一発で駐車場などに行ける田舎町がいいと、何度も繰り返してしまうのを解っていただけますでしょうか。

大都会へ向かう

↑高速道路で料金所の列を見るとそれだけで緊張。これから大都会(パンプローナ)に向かうんだと。

ちなみに、パンプローナで私達にとって一番楽しかったのは市場でした。お昼をたらふく食べてしまったので、夜は軽くという意見となり、市場でパンにチーズとハムなどを買って帰り、ホテルの部屋で食べました。それくらいすごいボリュームだったのですよ、この日のランチは。
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