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聖地は今日もお祭りだった

2010年06月20日 14:24

ルルド泊(スペイン北部旅行、2日目)

旅の2日目は、ピレネー山脈を越えて(実際にはくぐって)フランスのルルドへ向かい、そこで泊まりました。アラン谷自体がピレネーの主たる部分の北側に位置し、川に沿って谷を下ればすぐにフランスです。
今や国境にはその旨の表示があるのみで、昔の名残の検問所は勿論のこと無人です。通貨が統一されてユーロとなったこともあり、旅行者にとっては手間なしで全く結構なことです(もっとも、1995年の新婚旅行でドイツからオーストリアへ車で移動した時も、国境の検問所はいずれの側も無人で、出入国のスタンプもなしでしたが)。

少し北上し、高速を使って西へ。ルルドへは、その高速から北へ、スペインへとまた近づくことになりますが、高速の途中で雹(おっと、これは虎か)が降った後に出くわしました。結構大きな粒がそのまま辺り一面を覆い、冷たい空気により霧になってで、幻想的と言えば楽しいそうでもありますが、いささか驚きでした。これも聖地へのアプローチというものでしょうか。
尚、車で北側からルルドに向かう場合、国道21号線(N-21)を走って鉄道を潜ったら、その右手(西側)がもうルルドの町です。国道は町の主要部は通らず、その東の端を通り抜けてしまいますので、適当な所で右折しないと通り過ぎてしまいます。まあ、Uターンすればいいだけで、国道といっても交通量はそれほどでもなく、Uターンする場所もありますからどうということはありませんが。

雹のあと

    最初は火事でもあったのか?と、煙った感じだったのが、実は雹のせいとは。

さて、ルルドの町ですが、それこそ知っている人は良く知っているが、知らない人は......
知っている人とは?
それはまあ信心深い人達ということで、ここは聖地なわけです。ある日、清らかな少女により、難病もたちどころに癒すという奇跡の泉が発見されました。宗教的なお話はおいておくとして、そこには今やとても立派な教会が建てられているのですが、なんと申しましょうか、その建物が華麗というか遊園地チックというか。それは町全体についても言えるところがあり、聖地であるとともに一大観光地となっていて、立ち並ぶホテルやレストランの電飾が町を流れる川面を色とりどりに輝かせることといったら。
それにしてもすごいのが続々とやってくる大型バス。大駐車場を埋め尽くし、もとは地方の小さな町に過ぎないのでどこも狭い町中の道を、でかい図体を持て余し気味に走るその姿たるや。角を曲がるのに一苦労ときたもんだ。そこで活躍するのが、私達にとっては初めて目にするウサ(ギ)耳サイドミラー。大きいからきっと良く見えそうなのと、車幅がそれで測れるかなで、とても良さそうでしたが、最近では日本でも使ってますね。

ルルドの教会

    ルルドの教会をなんだかおとぎの国、ディズニーチックと感じるのは私だけでしょうか?

ちなみに、奇跡の泉は洞窟の中にありますが、そこから水道管が引かれていて何カ所も蛇口があります。世界中から奇跡の水を求めてやって来る人々も、これなら苦労せずに水を汲めます。ペットボトルやポリタンクに水を詰めて、皆さん、持ち帰るのです。
私達3匹の中にも信心のあるウサギ(義母)がいて、ポリタンクにしっかりといただいて帰りました。そのポリタンクはお土産屋さんで買ったのですが、かくして聖地=観光地=商業地として多くの地元の人を潤すわけで、それこそが神のご利益と言えましょう。これ以上は言うと不信心と言われるでしょうから止めておきますが、人々に幸せを齎すのですから良いことですよね。
ちなみに、そのポリタンク入りの水は、旅行の帰りに空港でひっかかりました。
「これは何だ?」 と、詰め寄る空港の検査官。
「ルルドのお水ですよ。知ってるでしょ。大変にご利益のある、あのルルドの。」
英語が話せるというわけでもないウサギさんが、それは必死に説明します。それに納得したのか、それとも必死さに気圧されたのか、お水は無事に日本まで運ばれたのでした。
その必死さは、単なる信心だけからではなかったのを知ったのは後日のこと。ウサギさん、実はスペインに着いてからちょっと身体の不調に見舞われ、下手したら旅行を続けられずに一人だけ返されるのではと心配になる程だったとか。ところが摩訶不思議、ルルドのお水を飲んだら、翌日には良くなったんですって

ルルドの泉

    夕方になりロウソクの灯りに照らし出されるルルドの泉。

ルルド お水

    さすが、お土産屋で売ってるポリタンクにはルルドのマークがしっかりと入ってる。

さてさて、ピレネーからやって来て、到着したのがもう夕方も遅い時間でしたし、それでなくとも夜更かしの出来ない身体の私達なので、食事を摂るとそのまま素直にホテルへ帰ります。でも、この町では夜な夜な出るのですよ、ロウソク大行列が。ガイドブックや町の案内でそのことは知っていましたが、これが半端ではない人の波で、毎晩繰り返されるのかと思うとちょっと驚きです。だって、それだけの人が毎日、一年中ひっきりなしにこの町を訪れるということですから。
言ってみれば毎日がお祭りなわけですね、ルルドでは。

スペイン旅行の合間のちょっと寄り道でしたが、「エル・カミーノ」と呼ばれるサンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路には幾つかのルートがある中でも、フランスからピレネー山脈を越えて行くのが一番の主要道なので、これで私達もその正規ルートにを辿ることになります。
その意味では、ここからがいよいよ旅も本番とも言えます。素朴なピレネー山中の教会に信仰の原点を感じ、現代的な華やかかつ賑やかな聖地を訪れと、一日で大きく異なる面を目にしました。これから先、巡礼路上では何に触れ、どのような想いを抱くことになるのか、暫くのお付き合いを願います。
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