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タリスの不思議 と エピローグ(パリ北駅にて)

2009年10月29日 23:29

ブルージュとその周辺を満喫し、ベルギー最終日はブルージュで昼食を摂った後、パリ北駅へと向かいました。翌日にはパリのシャルル・ドゴール空港から成田へと飛ぶ日程で、万が一にも電車の遅れ等でフライトに間に合わないといったことが無いように、前日のうちに空港の近くまで行っておこうという考えでした。

実際、そうしておいて良かったなと思わされる事態となりました。
ブルージュから、まずはブリュッセル南駅へとIC(インターシティー)の急行で移動、そして、そこからパリ北駅までのタリス(TGV)は既に日本で予約を取っていました。
時間に余裕をもってブリュッセル南駅に到着し、さてタリスの時間を確認しておこうとすると、私達が乗車予定のものより一本前のタリスの発車が遅れています。まあ、日本と違ってヨーロッパでは多少の遅れは当たり前と、ホテルもパリ北駅のすぐそばに取っているので、慌てはしませんでした。
いささか時間は持て余しましたが、連れの二人が料金EUR0.30の駅構内の有料トイレに行ってきて、コインしか使えないものだから地元の人も細かいのが無くて困ってるとか、そんな話題で過ごしていました。

タリス

↑赤い車体ですぐにそれと解るタリスは、主にパリ・アムステルダム間を走る。

さて、遅れていた一本前のタリスもなんとか発車し、タリス専用ホームへと私が様子を見に行くと、乗車予定のものと思われるタリスが入線しています。待合室の二人に声を掛けて、では乗りましょうかとホームへ上がりました。
なんだかごった返してるなあと思いつつ、切符を確認して乗車口に向かいます。と、そこに立つ鉄道の乗務員。
初日にパリのシャルル・ドゴール空港でTGVに乗った時にもそんなことはなかったのに、乗務員が一々、切符をチェックしています。それも、あんたは駄目だよと、何が理由か解りませんが乗せてもらえないでいる人達がいます。
なんだ?と解せない無いながらも切符を見せると、乗務員は笑顔で、どうぞと手を乗車口へ振り、私達を車内へと誘いました。その間も、その同じ乗務員に手に持った切符を示す人々が。
それにしても訳が分かりません。
重い荷物をなんとかそれなりの場所に置いて、席に落ち着いてからも、乗車口を眺めていると何やら押し問答が繰り返されます。そんな調子なので、乗車口の辺りはいつも人で一杯で、身振り手振りに時にはやや大きな声も混ざってのやり取りが続き、なんとも騒がしい。
中には、乗ったもののドアの近くで立ったままの人も何人かいます。立ち席?それは無い筈ですが、どうなってるの?
前のタリスもですが、私達が乗ったタリスもこれでは当然に発車時刻から遅れます。日本の新幹線のように、ピーク時にはそれこそ10分間隔もあるかどうかの運行状況からは、とても考えられない状況です。
自動改札があるからなのか、新幹線では切符の確認は乗車後なわけですが、それならタリスは専用ホームなのだから、そこだけでも自動改札を導入したらどうなのでしょう。そういえば、テロの影響によるようですが、スペインのAVE(アヴェ)では飛行機に乗る時のようなチェックが荷物検査も含めて行われるようになっています。
あるいは予約システム自体に問題があるのか?
そんなことばかり考えている間に、遅れていたタリスもようやく発車です。30分以上も遅れたのですが、真相は未だに不明です。乗車口付近に居た人達もそれなりに席に座ったので、やはり立ち席は無い訳ですが、逆に全席指定なのになんで乗車口であんなことになるのか不思議でなりません。
誰か知ってたら教えて下さい。

さて、この遅れの影響は私達には特段ありませんでしたが、付近の席に座った、とあるビジネスマンにとって大有りでした。
奥さんだか恋人だか解りませんが、待ち合わせ相手の女性から彼の携帯に電話が。
最初の電話に、電車が遅れてしまって、でも❍❍時頃には着くと思うから待っててね(英語なのでそれなりに聞き取れました)と答える彼。暫く後、またもや鳴る彼の携帯。そして、同じことを伝える彼。待ち合わせの場所の確認か?と私達。
それで終わりかと思いきや、またもや鳴る携帯と、これまた同じ説明を繰り返す彼。なんだか五月蝿い女だなと、彼への同情かはたまた単に電車内で携帯で話すマナー違反への怒りか、口を揃えてののしる私達(回りに日本語が解る人が居るとは思えないので平気)。
しかし、このことは一体、何を意味するのか?
タリスが遅れることは滅多にないので、待ち合わせ相手の女性が何かを疑っているのか?
それとも、とても心配性の女性で彼のことを気遣っているのか?
一応、そんな答えも頭の中では用意してみましたが、単に五月蝿い女なのだという結論は当初より変わらないのでした。あくまでも一般論ですが、フランス女は愛してるとかかんとか、一日に何十回も男が言わないと満足しない要求過多で、相手をするのが大変ということです。だって、くだんの彼も、電話口の向こうへと、傍目にも明らかな苛立ちをなんとかこらえてダーリンと繰り返してましたからね。

そうこうしているうちに、流石は高速列車で、あっという間にパリ北駅へ到着です。
それにしてもなんだここは!
単にごった返しているというだけではなく、浮浪者というか、なんだか危ない感じの連中が。その間を縫うようにして巡回するのは警官ではなく、自動小銃を持っているので兵隊か?なんとも物騒で、治安が悪いを通り越して、もはや近未来映画で目にする、ブルースウィリスとかが悪態つきながら歩き回る世界のようです。
私達としては単に翌日の空港への足場として、TGVの到着駅であり、地下鉄等でシャルル・ドゴール空港へ行き易いという理由から、パリ北駅至近のホテルとしただけです。観光の足場としてはおよそお勧め出来る立地ではありません。
それでも、食事は良かったですよ。ということで、駅近辺の雰囲気は最悪ながら、私達にとっては最も重要な食において、フランスの印象は大いに高い点を得るものとなりました。
何がそんなに?と言いますと、実はバターなのです。別段、ベルギーのバターが美味しくなかったというわけではなく、どのホテルでも朝食で普通にいただいていました。が、パリ北駅の目の前のレストランで夕食を摂った際に出てきたバターは、全くの別物でした。違ったのは主に塩味ですが、味の深さが各段に上で、思わずバターをおかわりと言いたくなる程でした。
また、海の幸を盛り合わせでいただいたのも良かったですが、すぐそこで手作りされるデザートにフランスを感じました。かみさんは日本で食べたことはあるけれど、本場のは絶対に違うと言って、是非にとオーダーしたのはクレープ・シュゼットです。その期待は見事に的中!
そういえば、フランスにほど近いブーヨンで、火が燃えたまま供されたクリーム・ブリュレにこれぞ本場!?と喜んだのが思い出されます。
クレープ・シュゼットも、勘定書にはクレープ・フランベとあるように、最後は火をぼあっと目の前で上げて仕上げです。なんだか、うちのかみさんは食の拝火教徒かと思われてきますが、いずれもフランス物ということでは隠れフランスファンか?

ベルギーは美食の国、それは確かでしたが、フランスもいいねー。
ということで、次はフランスか、と心中秘かに思ったのは私だけだったのでしょうか。

パリでの食事

↑6月に牡蠣?と思われるかもしれませんが、岩牡蠣は夏場がシーズン。

パリでのデザート

↑席の直ぐそばに来て、ワゴンの上で作ってくれます。うーん、これがまたもや本場!?
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