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ブルージュを起点に① ~ゲント、只今、工事中~

2009年10月25日 12:46

ブルージュ3連泊の間、ここを起点としてゲントとオステンド等へと電車で行きました。今回はその中からゲント遍です。

ゲントのセント・ピータース駅(Gent Sint Pieters Station)へは、ブルージュから急行なら25分程度、各駅でも40分弱と、日帰りで気軽に行ける距離です。私達の場合、行きは急行でしたが、帰りは急行が出た直後で各駅を利用しました。その各駅停車の列車は急行に抜かれることもありませんでしたので、少なくとも急行の直後なら各駅でも同じと言えそうです。
また、ゲントには別の駅(Gent Damport Station)もありますが、ブルージュからの本数が少ないうえ、所要時間もより長くなりますので、セント・ピータース駅を目指しましょう。
市の中心部へは駅の高架下からトラム(市電)を利用しますが、駅は市街地の南側だから北へ向かうのに乗りましょうと言われたって、同じ所に南へ向かうトラムもやって来ます。で、ちょっと戸惑いますが、かなり頻繁に出ていますので、1本くらいはやり過ごしても慌てることはありません。行き先を確認し、切符は乗った後で運転手から買う方が高いそうなので券売機で買ってと、慌てず騒がず参りましょう。
駅を出て暫く走ると、旧市街の狭い道へと入っていきますが、両側の建物や駐車車両がトラムの車体ギリギリとなり、鎌倉の江の電どころではありません。ヨーロッパは古い街並を良しとして、これと共存しているなと感じさせられる一場面です。開発に明け暮れている日本とは大違い....

ゲントのトラム券売機

↑これは市中のトラム券売機で、同じ物が鉄道駅にも。大丈夫、普通に買えます。

ゲントは工事中

↑街がすっぽり工事中で、なんだか誇りっぽい。

などと思いに耽っていたのですが、市のヘソとなる広場(Koren Markt)に到着してみると、いたる所が工事中
本来なら広場を突っ切って更に先へとは知っている筈のトラムが、広場の停留所で行き止まりです。回りはどこもかしこも掘っ繰り返され、フェンスで区切られてで、風情はどこかへ吹き飛ばされていました。
これまでも、結構、工事は目に付きました。ブリュッセルの中央駅周辺では大々的な工事で道が通れなくなっていて、いささか遠回りしないとならない程でした。あるいは、ブル-ジュでは細い路地まで作り直していて、その工事の場所を目安にすることでもう一度、行きたいと思っていたお店に行き着けたりといったこともありました。
特にベルギー国鉄は主要路線での安全対策工事を行っていたりして、運行への影響を車内放送していた他、リエージュやブルージュ等の主要駅の大幅な改装を行っていました。
考えてみると、それは世界的な金融危機からする景気低迷への対策なのでしょう。ヨーロッパの多くの国は社会主義が根強く、ベルギーの鉄道が国営であるように、日本よりもずっと国や州政府の果たす役割には大きいものがあります。
街並の保全や観光振興を目的とする工事も、きっとそのような公が旗を振って勧め易いのだろうと思われます。ともあれ、単なるビルの立て直しというのではなく、街を大掛かりに作り直している所が幾つもありましたが、ここゲントはその中でも最大規模といった感じがしました。
正直に言って、旅行者にとってはいささか興醒めでした。トラムを降りた広場から、広場の右手(東側)にある聖ニコラス教会を挟んで、市庁舎や鐘楼に囲まれた広場もで、市の中心部はすべからく工事中。特に風情を満喫のブルージュから来た身としては、寂しくなります。
ブルージュで風車を見てからゲントへ来たので、少し歩いて回るともうお昼です。
この日はちょっと肌寒かったこともあり、寂しい気持ちを強めつつ、それでもレストラン探しをしましたが、ピンとくる所がなく妥協。
本当なら、美しい中央広場を囲む一角で、テラス席に陣取ってなのに...工事現場を眺めての食事じゃ仕方ないし、そうでなくとも寒いから今日は中に入ろうかと。そのうえ、イタリア人なら決してその存在を許しはしないであろうパスタを食べさせられては、何をか言わんや。もっとも、昨晩はカルメリートで豪勢に腹一杯食べたので、ここは軽くにしておこうと考えてパスタを選んだのは他ならぬ自分自身ではあるのですが。

ゲントのスパ

↑腰というものが全く無い。アルデンテって知ってるかい?

ゲントのスープ

↑こういった普通のスープが実は美味しい。特に寒い時には最高だね。

寂しい気分のままにレストランを後にして、向かったのは最初の広場から目と鼻の先のレイエ川沿いです。川を挟んで、西がコーレンマルクト、東側がグラスレイと呼ばれる、かつてゲントが栄えた当時の中心地です。
有力な商人の館、各種のギルドハウスが建ち並んでいたのを、中には少し傾いでいるのがあっても、そのままに保存された街並。川にはクルーズの小舟が行き交います。
いやー思えば失敗でした。食事をするなら中央広場、それは一面の真理ながら、ゲントの場合にはこの川沿いこそが風情ある場所だったわけです。工事が終われば少しは事情も変わるかもしれませんが、皆さんには是非とも川沿いでのお食事をお勧めします。
私達も、ビールを軽く一杯いただいて、気持ちが少しは上向きに。陽も出てきてくれたので、川沿いのテラス席で街並や人々の様子を眺めて、一時を過ごしました。

レイエ川沿い

↑レイエ川沿いのほんの一角ですが、そこだけが別世界。

それにしても、工事もあまり大々的だと本当に興醒めです。
もっとも、ベルギーは日本と比べても旅行者にとっての物価(外食やホテル代など)はそれなりの高さですから、1ユーロが130円そこそこだからこそ予算もそれなりで収まったかなと今でも思います。そして、一時は165円もしていたユーロがこのように下がったのには、世界的な景気動向が影響しているかなと考えると、そこは痛し痒しかもしれないとなります。
だって、そこかしこで工事をしているのは景気対策かとなりますと、それは景気が低迷したからで、ということはユーロの為替レートの動向と同じ根っこからきているのかとなるからです。いささか興醒めの事態があっても、そんな時だから予算としては許せる範囲で収まったと言えるのかも。
まあ、スーパーで普通に食べ物を買うなら日本よりずっと安いので、現地の人の感覚はまた別でしょう。そんなふうに、現地で暮らすように過ごせる日がいつかくるといいのですがと、最後は夢を描くのでした。
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