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シーッ(静かに) アッシージ

2016年01月19日 12:43

遠目からもはっかりと見えるアッシージ、あるいはサン・フランチェスコ教会。
高台の街を目指して車は坂を登る。
それなりに朝の早い時間にもかかわらず、私達の前にも後ろにも車。続々と詰めかける
観光客の群れ。街の外縁部、オリーブ畑に縁取られた駐車場が、あちらにもこちらにも。
そこにも既に先客が。
清貧をもってなる聖フランチェスコ様、そしてフランチェスコ会。しかし、立派な教会を
建てたものだから、世界中から観光客がやってくる。そんなこと狙っていたわけはない
でしょうが、信心深き人たちが訪れるのならば.....

うーん、正直言って、私は特に信心深いとは言えない。
ここにやって来たのも観光ですから。高名なジョットの、聖フランチェスコの生涯の壁画
を見に来たのですから。神をキリスト教を特に肯定も否定もしない、ただその素晴らしい
宗教芸術を、教会の建物とともに愛でに来た身。
それでも慈悲深く、心の広い聖フランチェスコ様は受け入れてくれるでしょう。
但し、五月蝿いおしゃべりは禁止。
しかし、ついつい、この絵の意味はとか話しだしてしまう。夫婦で親子で、恋人や友人同士
様々な関係の人たちがしゃべる。あちらでもことらでも。教会の中にそれらの声がくぐもり
つつも響く。
何しろ大勢ですから、それぞれの人は小声のつもりでも、それが幾重にも重なるといささか
五月蝿い。5分かそこらおきに、シーッと教会の方が。

上院と呼ばれる、ジョットの壁画のある明るい上の階から、聖フランチェスコ様の遺骸が
祀られた下院のほの暗い空間へと降りると、喧騒も無くなり別世界。
古の聖人への思いを、キリスト教徒ではないながらもそれなりに抱きます。
観光客ではあるけれど、最初に聖フランチェスコ様が修行したサンタ・マリア・デッリ・
アンジェラ教会にも、また聖フランチェスコ様をしたって女性で修道院を開いた聖キアーナ
のサンタ・キアーラ教会にもちゃんと行きましたよ。

しかし、所詮は俗人。食べるの大好きな私。
アッシージ一番の思い出はやっぱり食。というか、そのロケーション。
車では街の西側から、高速を降り、鉄道をまたいで着きましたが、その西側のテラス席での
食事は何よりの思い出。
季節柄、風はやや冷たい感じもありましたが、天気に恵まれて陽光を浴びながら、高台から
見下ろす素晴らしき風景。トスカーナの肥沃な土地が広がっています。そこここに、ちょっと
した集落が、作物のある緑と収穫の終わった茶色と、織りなす畑の間に点在しています。
牛や羊などの群れが、遠目にもくつろいでいるようで微笑ましい。
車を停めた駐車場から聖フランチェスコ教会へ向かう途中のレストランで、しっかりと教会
へ行く前にチェック済み(教会の少し手前、街の縁を歩いて行けば自ずと分かる立地です)。
カミさんが見つけ、テラス席もガラス越しに確認出来て、ここでお昼を食べようねと決めて
いました。
信心より食欲。済みませんが、正直者とお許しのほどを。
でも、本当にお薦めですよ。バカンス気分に浸りきれること請け合い。イタリアのこと
ですので、何年経ったって変わることなくそこにあり続けるでしょうから、宜しければ
ボナ・ペティート。
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