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旅のお値段 ースペイン北部編、その2ー

2011年01月02日 14:06

旅行というのは楽しむ為に行くものではありますが、それなりの予算というものも。
私達の場合、ホテルはまあ一晩寝る所といったことでリーズナブルな値段を求め、安ホテルまでではない、お値打ちの中級クラスを探します。それに対し、食事は好きな物を、その土地の名物というかローカルの食材を使ったものを食べたいと思うので、これまた高級レストランに行く訳ではありませんが、あまりお金の事は気にし過ぎずにといった具合です。
で、その結果は?ということで、今回はスペイン北部の旅の後半部分について、旅のお値段と称してホテルや食事のお代がどうだったかを公開します。
(尚、10日までの前半部分については既に当ブログで書きましたので、そちらをご覧下さい)

11日目:ア・コルーニャ泊
     ホテルはMelia Maria Pita
         私達としては贅沢な4つ星ホテル。スペインでも有数の海浜リゾートのア
         ・コルーニャですから、ちょっと張り切ってみました。また、折
         角だからと海側の部屋を指定して、朝食なしの部屋料金のみで3
         名分がEUR172.00+消費税7%で合計EUR184.04となりました。
         一人当たりEUR61.35は140円換算ですと¥8,600.-といったとこ
         ろで、それなりのリゾートホテルと思えば、食事無しですが決し
         て高くはないと言えましょう。だって、日本でシティーホテルの
         立派なところに泊まったらと考えればねー。
         広々とした部屋で、海沿いということで町中のゴミゴミした界隈
         から離れ(小さな半島状の所にあるア・コルーニャなので、街の
         中心部は凝縮感が強い)、窓の向こうは海。窓辺のソファーに横
         たわって休んでいると、本当にほっとするものがありました。
         メリア(Melia)の名前が付いているように、メリア・グループのホ
         テルです。当グループについては旅のお値段の前半編を参照して
         下さい。
     ディナーは街の臍、マリア・ピタ広場を背に一番右手の通りとなる、シー
         フード・レストラン街の一角Meson O Calexo Iというお店で摂りました。
         沢山ある中から勘で選びましたが、店主のおじちゃんがの笑顔は
         満点ながら、料理は正直に言って並でした。他の2人が疲れから
         食欲不振なの尻目に、私はEUR48.30もするロブスターをぱくつい
         て大満足。なんだか一人だけ、ご免ねと言った感じで、その総額
         EUR76.80のほとんどは私が食べたようなもの。一人当たりで考え
         ればそれなりですが、一人で1万円近く食べてしまったかなとなる
         と、ちょっといけませんね。

マリア・ピタからの夜景

↑ア・コルーニャで泊まったホテル・マリア・ピタからの夜景。夜の空気に波の音が静かに木霊する。うーん旅にきてるなー、リゾートだなーと一時浸るにはいいものでした。

12日目:ヒホンのホテルは長距離移動の後ということで、高速を降りてすぐ、解り易いけど街の
         中心部からは外れたSilken Ciudad Gijonに泊まりました。このホテルは
         チェーンとは言ってもまだ数は少ないのですが、予約システムが解り易く、
         食事のある無しやエキストラベッドを入れた場合などの料金が明瞭に把握
         出来ます。旅行中止は絶対なしの前提で、メール専用にてキャンセル不能
         の早期予約割引を使い、税込みの部屋料金EUR109.14と相成りました。
         一人当たりは140円換算ですと¥5,100.-といったところで、新しくて簡素
         ながら清潔な、いわばしゃれたビジネスホテルという感覚でとらえると、
         値ごろ感ありでした。ホテルの地下駐車場の利用料金を特に取られることが
         ないのも、町中から離れているとはいえ、駐車料金がかかりがちなスペイン
         の都会にあってはGood!
     ランチ:移動途中の漁港の街、ルアルカ(Luarca)にて、港に望み、魚市場が目の前の
         レストランにて、のんびりといただきました。Hotel Balticoという名前の
         ホテルの兼営ですが、お昼時は観光客で満席でした。
         レシートには会計金額が書いてあるだけ、何を食べたかは記憶と写真に頼る
         のみですが、それぞれが魚介や豆と血のソーセージのといったスープ類に、
         2種類の烏賊フライ、そしてワイン1本といったところこで、
         EUR33.20也。一人当たりが¥1,600.-ほどのやや贅沢なランチですが、
         ハウスワインとはいえ丸々一本込みですから、納得出来ますね。
     ディナー:実際にはディナーなどと書くようなうなものではなく、長距離ドライブで
         果ててしまい、食事に出歩く元気もなしで、近くのスーパーでの買い出しで
         済ませました。ハムやチーズをつまんでという軽い内容でしたが、なんと
         買い求めたサングリアのドン・シモンには日本の会社の名前が?今時って
         そんなものなんですね。

バルティコのワイン

↑港町ルアルカにて、レストランの名前の正しくハウスワインをいただく。その土地、その食べ物に合っているような。なにより手頃でお昼には丁度いい。

港を眺めながらのランチ

↑漁港の風景を、うららかな日差しを楽しみながらのランチ。ゆったりとした時間の中での食事はそれだけで日常から離れていることが実感出来ます。左手に見えるのが市場の建物ですが、小さな市場はよそ者の私達にも入り易くてよかったです。

サングリアは日本逆輸入?

↑こんなことあるものですかねー。ヒホンのスーパーで買ったサングリア。ホテルに持って帰り、さて飲もうかという段になって気付きました。いやー、これって日本からの逆輸入ですか?それも無いかなとは思うものの、日本の会社が仕切ってるなんて。

13日目:この日の泊まりはパラドール。サンティリャーナ・デル・マールが人気の観光地である
         うえに、そこのParador de Santillana Gil Blasはかつての貴族の館という
         風情で、これまた大人気。
         そりゃまー、値段もそれなりにしまっせ。ということで、私達にしては破格
         のEUR241.50と、朝食が付くとはいえ一人当たり¥11,300.-(140円換算)
         は贅沢ですねー。でも、表通りに面してバルコニーも付いたお部屋は、内装
         や家具の重厚感と共にそれだけの価値はありました。メリハリってもので、
         旅の中で1-2回は許されるのでは?
         もっとも、このような田舎町でガレージに車を停めるのにEUR10.00は疑問
         ですけどね。
      ディナー:ランチよりも先に触れるのは、パラドールにて夕食を摂ったからです。
         その土地のものが食べられる。それも食材も良ければシェフも一流、そして
         民族衣装のウエイトレスと、レストランの造りといった雰囲気からの全てが
         揃ったシテュエーションは、旅にあっては特に良い想い出となります。
         何を食べたかはまたぞろ記憶と写真の世界ですが、前菜に鴨か何かのパテ
         やサラダ、メインはそれぞれにサーモンのムニエル、海老とかのプロシュート
         (串焼き)、あさりの白ワイン蒸し、そしてリオハの美味しーいワインにデザ
         ート各自と、じつにたっぷりと堪能しました。
         お値段はしめてEUR115.35、これまた旅をするうちにたまにはね、という
         ところでした。
      ランチ:人だかりのすごいコパトンガの近く、お昼時ということで街道沿いにふらっ
         と入ったのは、ホテル兼営のEl Repelao。レシートの絵からすると日の出と
         いう意味か?
         はっきりと言って、ここは外れの部類。不味かったとまでは言いませんが、
         山の中でパエリアを選んだのが悪かったのか、べちょべでょで食感は今ひとつ
         の、なんだかよくある観光地の食事処という感想。まあ、値段もEUR22.20
         ですから、良しとしておきましょう。
         味の違いはわかりませんが、雰囲気という点では、時間が合えばカレス渓谷を
         下って川沿いにあるレストランに行くといいですね。

山の中でパエリア

↑コパトンガのほど近く、山の中で食べたパエリアは今一外れでしたね、正直なところ。色はしっかり黄色いけれど、それだけでご飯はぐずぐずに過ぎました。でも、スペインの国民食は休日には欠かせない?

パラドールのワイン

↑スペインでワインといえば、それも赤ワインなら、やっぱりリオハでしょう。美味しい料理ですから、ワインもいいものを。いわゆるプチ贅沢って、こういうものでしょうかね。

↓まずは前菜でパテを。ワインをゆっくりといただくには、このような前菜がぴったり。でも前菜からあまり飛ばし過ぎると食べきれなくなりますよ。スペイン人はよく食べますが、伝統的な料理を出すパラドールでは、結構ボリュームのある料理のことも多いですから。

パラドールの前菜

14日目:バヤドリッドでのホテルは、以前にログローニョで泊まったのと同じNH Hotelsの
         チェーンのひとつとなるNH Ciudad de Valladolidです。このホテルチェーン
         は、部屋は簡素でコンパクトながら小奇麗、建物全体は近代的な造りでさっぱ
         りとまとまった、高級ではないけれど比較的おしゃれなシティーホテルがコン
         セプトのようです。立地は概ね街の中心部からは少し外れますが、その分は
         値段がリーズナブルなのと、静かな界隈にあって五月蝿い中心部が嫌いなら
         むしろお勧めというところです。中心部から離れているとはいっても、この
         バヤドリッドの場合は歩いて10分強ですからどいういうこともありませ
         ん。
         部屋料金のみながらEUR78.00と、一人当たりの140円換算が円3,650.-は、
         日本だったらしょぼくて薄汚れたビジネスホテルだってもっと高いかなと思う
         と、これはもう完全に納得です。
         だって、ちゃんと禁煙の部屋だって指定出来るんですから。
      ランチ:巡礼路との交差点となる、かのフロミスタの、レストランというか、街の
         食堂兼(夜は)飲み屋といったところで食べました。ラビオリや小エビの入
         ったパスタなんぞでしたが、およそスペインらしからぬ食事で、値段は3人
         分でもEUR12.30。安いっていうか何て言うか。
         古い教会は沢山あるけれど、いずれも小さくて巡礼者以外には有名でもなく、
         従って街自体が寂れて暑い日差しの中でへたり込んでます。言ってしまえば
         裏寂れた街ですから、食事もそんなのもですが、それもまた旅の一コマと
         いうことで。
      ディナー:連続金賞受賞のバールは、偶然ながらもこれを見付けたかみさんを褒め
         てあげねばなりません。値段は全く覚えていませんが、ピンチョスの類いは
         大抵が1ユーロ台とかですから、気軽に好みの物を食べることが出来ます。
         飲み物も、グラスワインで手軽なハウスワインから銘柄物のワインまで、
         気分と予算で選べます。ビールやスピリットも揃ってますから、食べる派、
         飲む派のいずれもが満足出来ます。余程に特別なところへ行かなければ、
         2-3杯飲んで、何種類かつまんで、予算は一人10ユーロからちょっと
         出たくらいで考えておけば充分でしょう。少なめにして、その分、はしご
         するのもバールの楽しみ方としてはGoodですよ。

小エビ入りのパスタ

↑フロミスタで食べたパスタは、アルデンテとはほど遠い。やっぱりパスタはイタリアで食べないと。それにしてもべっちょりとしたのはパスタソースも同じ。これってスペイン人の好みなのか?と思わずにはいられませんでした。

バールは人々の社交場

↑バールは人々の社交場。賑やかなんてものではありません。よく人の話が聞き取れるもんだと感心。最初は注文するのも気が引けますが、すぐに馴れるから大丈夫。

15日目:最後の泊まりはマドリッド空港にほど近い所で、Tryp Alameda Aeroperuto
         贅沢な4つ星かと思うと、ここは設備の面から星が付いたようで、部屋の造り
         などは中級クラスの感じです。Trypというのも、この回の最初のホテルであ
         るMalia Pitaと同じメリア・グループに属しますが、シリーズとしては値ごろ
         のもので、この名前の場合には豪華とかおしゃれといったものは期待しない
         方がいいです。
         もっとも、朝食込みで3人分がEUR141.24、つまり一人当たりは140円換算
         ですと¥6,600.-ということで、あまり多くを期待してはいけませんよね。
         Maila Pitaと比較しても、同じ4つ星なのに随分と安いわけで、自ずと解ろう
         というものです。ちなみに、朝食はまあまあでしたよ。ハムとかチーズとか
         一通りあったし。
     ランチ:空港で食べましたので、特にこれといった内容ではありませんが、ボロネーズ
         ソースのパスタ、鶏のグリルの半身、パエリアといったものをメインに、サラ
         ダやフルーツそして飲み物も入れてEUR45.90でした。空港値段ということ
         で考えれば仕方がないかなというのと、遅めの昼食で、夜はもうそれこそ軽く
         でいいやとしっかりと食べましたので、一応は納得ということにしておきま
         しょう。
 
と、まあ、一通りお伝えしてきましたが、当然のこととはいえ、ホテルも食事もぴんきりです。時にはちょっと張り込むこともある私達ですが、基本的にはそれほどの贅沢はしません。高い物が良い物とは限りませんし、値段とのバランスを考えながら何でもチョイスしています。
日本での普段の生活からすればそれでも随分とお金はかかっていますが、満足度が高いのは、現地の人と同じものを食べたりといった手頃なバールの存在や、田舎だと安いホテル代といったところを、最大限に活用しているからでしょうか。
以前に比べると南欧の物価もかなり上がったように思われます。ユーロ導入時に便乗値上げがあったとも言われますが、スペインやイタリアは結構インフレがありますので致し方ないところでしょうか。本来ならばインフレ通貨は為替レート上では弱い存在となるべきところですが、ドイツのような経済力の強い国と一緒となってしまうと、それもまた違ってきます。
このブログを書いている時点でユーロは対円で110円を切るレベルにあります。140円と比較しても3割から違ってくるわけで、これは実に大きいですよね。円高の時を狙ってより満足感の高い旅をするのが賢そうです。なかなかそうはいかない事情もありがちですど.....

空港でもパエリア

↑マドリッドの空港でもパエリアを食べました。色んな具は入っているし、ご飯ものだし、困った時にはパエリア。いい選択肢です。で、昼からワインがすっかり当たり前に。これまたスペインの食事ってものです。


トータル2990kmを走破したスペインの旅。もうちょっとで3千キロでしたが、まようことなく空港近くのホテルに辿り着き、大台は逃しました(無理矢理そうすることもないかで)。
運転手は疲れまくって、もうこんな無茶な旅は終わりにしようとの結論に達しました。疲れたのはナビゲーターも同じで、運転手からもらって、旅では久しぶりの風邪に短時間ながらダウンすることもありました。
が、レンタカーによるドライブ旅行の基本は崩せそうもありません。田舎が好き。自由に行きたい所を回りたい。車だと思い荷物も気にならない。といった具合でいくと、車での旅が何よりもいいわけで。
そんな私達の旅のレポートですが、また違う国についてお伝えする機会もあろうかと思いますので、その時はまた宜しく!
では、アディオス アミーゴス、アスタラ ビスタ。
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