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絶壁の道を下り、いざ海沿い?の街へ ーヒホンからサンティリャーナ・デル・マールへ その2ー

2010年11月07日 11:56

恐怖の山下りから海沿いのほっとする観光スポットへ

ピコス・デ・エウロパのパノラマ広がる山上の湖には行かなかったものの、山の険しさはカンガス・デ・オニスから車で下るだけで純分に味わえました。地方道のAS-174号線を東へと向かうと、ちょっとした峠を超えた先で、その道は右側は断崖絶壁ではるか下の谷まで一直線という山の縁を進みます。
ちょっと降りて下を覗き込みましたが、本当にぞっとしました。私は海外の山にも登り、南米最高峰であるアコンカグアの山頂にも立ちましたが、以外と足下には何も無いといった状況には弱い。それに、お昼にいただいたワインの酔いもあって、ふらつきはしないけれど眠気の襲う身体には実に恐ろしい。
運転手のかみさんよりも、助手席に座る私の方が谷底が覗き易いので、車で急な道をぐんぐんと降りて行く間も気がきではありませんでした。ブエルタ・ア・エスパーニャで巡るスペインの旅をこのブログで書いていた時に、正しくそのレースでもこの道を通りましたが、選手達の気持ちはどうだったのでしょうか?時にはカメラバイクよりも速いスピードで下る選手達ですから、それって車よりも速いわけで.....
そんな道は10kmまでもなく谷底に降り、ほっと出来ますが、下手なローラーコースターなぞめではないスリルが味わえます。そして、谷底には小さな集落があり、川沿いにはレストランがあってとても気持ち良い雰囲気なもので、こんなところでランチをしたら最高だろうなと思わせてくれます。

険しい山道

↑この写真で谷底まで一直線に落ち込む切り立つ崖の恐ろしさは伝わらないとは思いながら、でもそんな写真、とれませんて。シャッターを切る前に谷底目がけて落ちてしまいますよ、きっと。

川沿いに数キロ走り、地方道As-115号線にぶつかったら、左折して北へ、即ち海沿いへと戻ります。15km程走ると朝方通った高速A-8号線に再びお目見えです。が、この高速、10kmも行かないうちにリアーネス(Linaes)という街の傍で終わってしまい、またもや一般道を辿ることになります。やっぱりまだまだこのスペイン北西部は道路整備もまだまだというわけです。
そこからは国道N-634号線を行きますが、途中、何カ所もちょっと気分の良くなる入り江をまたいで行きます。前にも書いた、リアス式海岸という言葉の元となった大きく入り組んだ入り江であるリア(Ria)ですが、海側が狭く、山側は川となっているので、地形的にはまるで湖のようです。中には獺(かわうそ)が居るところもあるそうですが、さすがに目にすることは出来ませんでした。
そのようなリアの中でも、聖ビセンテのリア(Ria de S. Vicente)は一際美しく、入り江の海側でその畔に広がるサンビセンテ・デ・ラ・バルクエラ(S. Vicente de la Barquera)の町とともに時間があればゆっくりと滞在したいと思わせるものがありました。私達は田舎派なので、リゾートもあまり人で一杯の所は苦手です。スペインではリゾート、それも海と言えばコスタ・デル・ソルが一般的には一押しなのでしょうが、小こじんまりとして波も穏やかな感じのサンビセンテは私達にはおあつらえ向きの感じでした。
小さな町ながら、入り江の入り口でそれ自体が湾曲した海岸状になった所では、海沿いの道にレストランが並んでいました。入り江へは西からだと丘の上から下る格好なので街の全景を眺めることが出来ましたが、ホテルなぞもそれなりにはあるようでした。この町であれば、きっと、芯からのんびりとした休日が過ごせることでしょう。

リアの入り江

↑小舟がのんびりと浮かぶリア。道沿いに車を停めて、しばしの休憩、そして昼寝の合間にパチリ。

サンビセンテ

↑高台の駐車場からサンビセンテ・デ・ラ・バルクエラの町を見下ろす。ここのリアは手前と奥の2つからなり、その間の陸地はまるで島のよう。いささか入り組んだ地形が一段と美しい光景を描き出して、ここでゆっくり過ごせたらなーと本気で思いました。

その少し先で、私達は国道から離れ、地方道CA-131号線を採りました。かみさんが大好きなアントニオ・ガウディの手になる建物が建つコミーリャス(Comillas)の町へと行く為です。
今はレストランとなっているその建物は、丘の上に建ち、町のどこからもよく見える大学で有名なこの町に観光客を呼び寄せる要素となっています。私達もその建物に吸い寄せられるようにしてこの町へと行ったわけですが、町自体はとても小さなもので、それには不釣り合いな大きな駐車場に車を停めました。そして、スペインの田舎にある多くの観光地、そしてその駐車場にありがちなガラガラさにも、もはや何ら違和感を感じずに車から降り立ったのでした。
建物そのものもガウディらしくて良かったですが、庭のちょっとした小物、装飾にも楽しいものがありました。本当はここでランチもいいものでしょうが、時間的にそのような計画も組めずに残念でした。第一、そんなことを言っていたら一体、一日に何回のランチを摂ったら良いことやら!

コミーリャスでガウディ

↑アントニオ・ガウディの建築はいずれも特徴的ですが、鉄の装飾などその時代を感じさせるものもあります。バルセロナの人なわけですが、結構スペイン各地にあるもんですね、その建築が。

コミーリャスの大学

↑町の規模には不釣り合いなほどにおーきな大学。それに小高い地形の所にあるので、どこからでも見えます。目立ってるけど、大学としての程度なぞは私達には全く不明。

なんやかんやで朝から170kmは走ってこのコミーリャスの町までやって来ました。険しい山道も辿りましたので距離以上の疲れもあります。今晩の宿があるサンティリャーナ・デル・マールまではもう残すところ20km強にはなりましたが、運転手だけでなくナビゲーターの私も、連日の溜まった疲れでいよいよかみさんの風菌への抵抗力を奪われていきます。
あー怠い。なんだか熱っぽいような.....
今回の旅で最も楽しみな宿、かつては貴族のお屋敷で由緒ある建物を使った、憧れのサンティリャーナ・デル・マールのパラドールを真近にして、この旅最大の危機です。さて、どうなることやらですが、それは次回で。
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