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旅も終わりの想い ーカスティリアをさらっと巡り、マドリッドへー

2010年11月28日 13:00

旅の始まりと終わりとでは気分が違うのは当然でしょうが、毎回、思うのは
  旅行の当初は、「いやー本当に来たねー。先は長いぞ。」であり、
  最後が近づくと、「何だか早かったな。もう終わりか。」です。
同じ旅の期間なのに、感じ方は正反対となります。海外旅行、特にヨーロッパに行く場合は精一杯にと基本的に2週間なのですが、短くあり長くもありなわけです。旅の初日などは、旅が終わる頃には早くも想い出というほどになり、それはそれで2週間の間にあちらこちらと寄って沢山のものを見て、何かと口にしてと、普段の生活では考えられない多くの物に触れればこそ。
と、考えると、やっぱり旅というものにはそれだけの価値があると言えるような。

そんな感慨に、車での移動や広場に佇む一時にも耽るのが、旅の終わりというものかと。
カスティリアの地はそんな旅の終わりにぴったりです。だだっ広い大地で、乾燥して空が高く、良く言えば伸びやか、でも何だか荒涼として寂しさを感じさせる、そんな土地ですから。

スペインの大地

↑この日、朝方はどんよりしていてスペインらしさは今一の感もありましたが、旅の終わりの物憂い感じにはぴったりでした。そうじゃない方が少しは気持ちの重さも軽減されたかな?それにしても本当になーんにも無い!

今はスペインと呼ばれるこの国も、かつてはその国土の大部分がイスラム教徒の支配下にあり、そこからレコキンスタによりキリスト教徒が国土を取り戻す過程は歴史が示す通りです。そして、その過程においては大小様々な王国が登場し、やがて今のスペインになるわけですが、カスティリアとレオンの両王国の統合によりその礎が築かれた、その地を巡る日です。
この日から10年ほど前、スペインを初めて訪れた際、セコビア、アビラ、サラマンカといった主要都市を訪れていましたので、今回は脇役となる小都市メディナ・デル・カンポを訪れました。本当に小さな街ですが、交通の要衝として鉄道網の集まる所、それはかつてのお城の存在からも解ります。
土地を支配すると言いますが、それはその土地の富を、その富の源泉となる物産を押えることです。ということで、川や主要な街道を扼する場所、そして攻められても守り易い小高い丘などをの存在を求める。その点、ザパルディエリ川というそれなりの河川の畔にあり、手頃な丘が四方に広がる平原を彼方まで見透かすという立地は、正にうってつけ。ちょっと北に行けば、更なる大河川のデュエロ川もある。
まあ、それは今は昔の物語なわけではありますが、見学出来る部分はごく一部ながら、メディナ・デル・カンポのお城はとても立派な存在です。街中にはかつてのイザベラ女王の銅像も建っていて、この街がその当時は大切な拠点であったことが解ります。

メディエ・デル・カンポのお城

↑とても立派なお城です。が、華かやさはありません。まだイスラム勢力がイベリア半島に残り、従って戦いが続いた日々の、実用的なお城ということです。後世の宮殿化した美しいお城の方がそりゃー観光客うけは良いでしょうな。

イサベラ女王の銅像

↑イザベラ女王の銅像というか、アメリカ発見の碑というか。コロンブスの後援者ではあったので外れではないでしょうが、コロンブスの遥か以前にバイキングがアメリカの地に到達としていたとも言われているので..... まっ細かいことはいいっか(細かくもない気がするけど)

などと、観光客として一応は街を見て回りましたが、教会に城、ローマ遺跡にガウディ設計の建築物と、あれこれ見て回ってかなり流しに入っている身としては、それよりも楽しかったのは街の広場で地元の人達が開いていた市でした。正しく地元の物産が持ち寄られていましたが、よくいうところの無農薬や無添加がむしろ当たり前、それほど特別なものがあるわけではありませんが、蜂蜜やジャムなど瓶詰めで持ち帰りに便利なものもありますから旅の最後のお土産探しにうってつけです。
ところで、そのお土産ですが、いつも悩むのが男向けの品です。
女性ならば喜んでくれそうな品も沢山ありますが、何しろ男へのお土産となると何を買えばいいものやら。そうは言っても会社の上司は無視、男の友人といっても普段からよく顔を合わせるのはほんの一握り。会社の仲間以外は滅多に合う事も無い、思えば人付き合いなど寂しい現代社会、私もその一員なのだとつくづく思わされるのがこんな時です。
旅行から戻ったらまた会社だな、仕事だな。そんなことを想ってしまうのも、また旅の終わり。哀しいような、でもまあそれが当たり前という諦めといいましょうか。あくまでも高く広がる空を見上げ、一人、心の中で呟くのでした。

そして、一路、大都会マドリッドへ。
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