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もー喰えん! ~ビヤフランカ・デル・ビエルソのパラドールにて~

2010年09月12日 10:38

9日目の宿はスペイン旅行のお楽しみのひとつパラドールだ!

フォンセバドンの峠を越え、ぐんぐんと下って辿り着いたのはモリーナセカの街です。河が流れる風景に、谷まで降り切ったことを実感出来てほっとします。それくらい高い山の上に感じたのと、霧雨で肌寒い程であったのからすると、実に下界はのどかなものでした。
ちなみに、この街の名前、森永製菓に似てますよね。私達は親しみを込めてそう呼んでました。
橋を渡って、すぐ左手が街の中心ですが、ほんの少し先を右に入ると無料の駐車場があります。表示がしっかとあって私達もそれに従って進みましたから、迷う事無く着きます。街自体が小じんまりしたもので、駐車場は街外れですが、ほんの5分もあれば中心部に至ります。
車で通る橋のすぐ脇には、昔ながらの巡礼路として、歩行者専用の橋もあります。そちらの橋を渡ると、そのまま街を縦断する目抜き通りとなっています。古い建物が残り、なかなかに風情があって、ほっとした気持ちとともにそぞろ歩きにぴったりです。
それもいいですが、時は昼。今晩は楽しみにしていたパラドール泊まり、そしてその地方のものを思いっきり食べるぞ!と決めていたので、軽くにしましょうとはいいつつも、何があるかな?とお店を探します。
選んだのは川沿いのレストランでした。何と言っても気分がいい。河に面してちょっとした広場になっている所にテーブルを出していて、のどかな風景も味あいつつ食事が出来ます。
まだガリシア州には入っていませんが、もうほど近いということで、まずはタコのガリシア風をチョイス。それとイベリコ豚の生ハムをつまみに、ビールで乾杯しました。この、のんびりがいいんですよね。日常を離れ、仕事を離れ、かみさんと...(これは一緒でいいか?)。

モリーナセカ

↑旅先での、のんびりとしたお昼ご飯に最適のロケーション。猫どもが何匹も寄ってきたのは賑やかでしたが。

タコのガリシア風

↑タコのガリシア風はパブリカが効いて、お酒のおつまみにぴったり。じゃがいもがひいてあるので食べでもある。

モリーナセカからは20kmまでせずに、次の街、ポンフェラーダです。ここはテンプル騎士団のお城の跡で有名ですが、丁度、昼下がりの街は閑散としていました。少しは山沿いに入ってきているので暑さはもうそれ程でもありませんでしたが、それでも午後の2時頃となると、スペインではあくまでもシエスタの時間ということです。
お城も閉まっていて入れず、教会も、もういいやと外から眺めて終わらせてしまいました。そろそろ、「まっ、いいっか。」病が出てきたようで、観光といってもそこそこに街を後にしました。
お城はテンプル騎士団による、つまりは完全に防衛力だけ追求型なので、優美とか華麗という言葉とは無縁です。そんな質実剛健が好きな人もいるでしょうが(私はそうだったりしますが)、一般受けはしないかなと思われます。決してつまらない街ではありませんが、「まっ、寄らなくてもいいっか。」と言えなくもない街でした。

その先は高速A6号線をこれまた20kmほど一走りで、今晩の宿があるビヤフランカ・デル・ビエルソへと向かいます。高速の北側、丘の上に街は広がっています。
宿にチェックインし、荷物を降ろしてから、街へと出ました。ここには数多くの名の知れた教会があり、件の巡礼手帳=クルデンシャルに巡礼の証たるスタンプをという者にとっては、スタンプをゲットするに最適な街なのです。その中でも、何らか正当な理由をもってこの先は巡礼を続けられないとなった人にとり、そこに至れば最後まで巡礼したと認めてもらえる「許しの門」があるサンティアゴ教会は、是非とも寄っておきましょう。
この世の中、何かと許しも必要ですから。
朝一番のアストルガ以降、途中は人もあまり居ない所が多かったので、久々に多くの、それも観光客が居る観光地にやってきたの感がとても強くしました。ここビヤフランカ・デル・ビエルゾはそれ程に大きな街ではありませんが、教会も多いけれど、カフェやレストランもそれなりにあって、観光客にとっては立ち寄るにしろ泊まるにしろ、楽しめる所ではありました。

許しの門

これといった解説もなく、これが「許しの門」に違いないといって撮った一枚。正しい筈です。

さて、その晩は、旅行の計画段階から楽しみにしていた夕飯です。
パラドールのレストランは、好きな時間に食べたいので一応は予約をしておきました。正装する必要はありませんが、端正な作りで演出された空間なので、それなりの格好で行きましょう。ウエイター、そして特にウエイトレスはその地方の伝統衣装に身を包んでいて、これまた雰囲気を高めてくれています。
とはいえ、もはや食もいささか細くなってしまった面々に、完全なフルコースは無理。それでも、前菜とメイン、それにデザートもと張り切る私に、かみさんと義理の母は困り顔を見せます。普段の日本での生活では、それこそ大した量を食べていない義理の母など、3食をしっかり、それも時にはがっつりとお肉などといった毎日を旅行中はおくってきたので、実は胃腸が少しお疲れ気味のようでした。
それでも折角だからと説得し、これを食べなよと勧めて、半ば強引に丸め込む私でした。うーん、何度も動けない程の目にあっているのに、相変わらず「腹も身の内」という言葉を忘れ、自分の胃腸の許容量の低下もこれまた忘れ、食べたいの一心に染まってしまうのでした。
前菜はなるたけ軽めのものを選んだつもりが、料理自体は重たくなくとも、結構な量がありました。メインは、何と言ってこの地方の名物をと、私はコシードを選び、かみさんは牛肉の煮込みを、義理の母は鱒を選択。しかし、この鱒が2匹もくるとは計算外。
美味しいけれど、もう喰えん!
以前の私なら、そんな時には有り難く人の分までいただいたものですが、いかな4つの胃を持つ牛といえどもそこまでは食べられなくなっている昨今。最後は無理無理に押し込むようにして食べるのでは、折角の料理が勿体ないなと相成りました。食べ物を大切に、そして地球環境を考えて、料理を頼むときには適量に。
それでも、デザートまでしっかりと残さずに食べはしましたが。

単なるカリフラワー

↑単なるカリフラワーといえばそれまでながら、兎も角もたっぷりと出すもんだなと感心している場合ではない。

二匹出てきた鱒

↑上に生ハムも乗っかって、それはもう上手そう。実際、上手かった。が、二匹出て来るところがさすがはスペイン、やるな。

コシード

↑元々は余り物の野菜や肉をぶちこんだのがコシード。様々な種類の野菜に豆、肉にソーセージ。これで上手くない訳がない!今ではスペイン北西部を代表する名物というのも頷けます。
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