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戦争と平和 ー対象的な観光地を行くー

2009年09月06日 16:58

旅の7日目は、ブーヨンを出発して、対象的な2つの見所を訪ねます。

まず最初がオルヴァル修道院、そしてアルデンヌの戦いで激戦地となったバストーニュです。
正しく平和と戦争と、全く正反対の世界ということです。

ブーヨンからオルヴァル修道院までは、距離にして35kmほど。ただ走るだけなら、車で1時間とかかりません。
私達は、これ迄の経験でどうかな~ とは思いつつも、ワロンの美しい村に選ばれた所が途中にあるので、一応は寄ってみます。うーん、やっぱり解らん。
それと、やや大きな町の中で道の分岐をやり過ごしてしまって、ちょっと遠回りにったこともあり、少し余計に時間がかかりました。
そして、予定していた主要道から一旦は外れることになった結果、ほんの僅かな距離ながら下の写真の道を辿ることになりました。なんだか完全な田舎道なのですが、それでもN842との表示で、なんと国道です。

田舎道なのに国道

↑あくまでも国道です。たとえ対向車とのすれ違いがぎりぎりであろうとも。

オルヴァル修道院は、ベルギーの主要な観光地域からすれば大きく南に外れています。季節的なこともありましょうが、観光客はぱらぱらといった程度。でも、その方が私達にしてみればいいのですけどね。
近代的で大きな現役の教会は一般には解放されておらず、今は廃墟となっている昔の教会とその付属施設を見て回ります。チケット売り場で日本語のパンフレットを各自にくれますので、多いに助かります。その順路の指定に従って見て回りますが、その順番の箇所ごとにここですよの立て看板があって、その番号のところの解説を読むと修道院の暮らしや修道院が果たしていた役割などが理解出来ます。
寝室や厨房、思索にふける為の回廊、そして修道僧が一同に会しての会議の場など、その生活を思い描けます。その一方で、付属施設には薬草や医療器具などの展示もあり、中世にあっては学問の殿堂だった修道院の価値を感じられます。

オルヴァル修道院
 
↑今は廃墟と化したかつての教会の後ろには、現役の教会の大きな塔が。

さて、見学を終えたところで、目を付けておいたオルヴァル修道院のビールグラスを買おうかと私がかみさんと話していた時です。目の前で併設のショップのお姉さんが、さあお昼休みだというのでしょう、お店を閉めてしまいました。
それこそ1分1秒と違わずに!!
見学を終えて追いついて来るのを待っていた義母が現れた時には、完全に後の祭り。
駄目だこりゃと諦め、では気を取り直して昼飯だー!

オルヴァルビール

↑何はともあれ味わいましょう。オルヴァルのビールを。

でも、それこそすぐ近くで食事を摂ったので、食事の後でひょいともう1度、修道院の入口付近を覗いてみますと... ショップ再開!!
無事、狙いの品を買うことが出来ました。修道院が作っているビール用に、そのシンボルが入ったグラスを2個ほど。持ち帰ることを考えて小型のものとしましたが、さすがに修道院は儲け主義ではないなと思わせてくれる手頃なお値段でした。
まあ、お昼の休み時間になるとさっさとお店も閉めてしまうわけで。それは修道院に限らずヨーロッパはそんなものかもしれませんが、儲けの為にあくせくし過ぎないことはいいことだよね、と納得しつつ次なる目的地へ。

次に目指すはバストーニュの街、今晩の宿泊地です。
ルクセンブルグとの東の国境がほど近い街ですが、ベルギーのこの地方では大きな街と言えます。主要な道路が集まる地でもあり、第二次世界大戦末期のアルデンヌの戦いでは、ドイツ軍と米軍が奪い合う焦点となりました。
そこにはヒストリカルセンターと銘打った、その戦いを記録した歴史博物館があります。
観光客もまばらで、森の中の静かな修道院から、打って変わって喧噪の街にある戦争の記録へと向かうわけです。もっとも、そんなことを強く意識していたのは私だけで、あとの2匹にとっては、どちらかといえば旅の付き合いだったことでしょうが。
それにしても、バストーニュの街はアルデンヌの戦いの記憶で一杯です。
街の中心となる広場の一角には、砲弾を受けて擱座したM4中戦車とウィリスジープがモニュメントとして飾られています。何と言っても解放者となる米軍がヒーローですから、目に付くのは米軍ものです。
何軒ものミリタリーショップがありまして、主力商品はやはり米軍のもの。軍服や勲章、様々な個人装備、そして本物の銃が!
更には、レストアしたウィリスジープに乗って走るカップルまでも

M4シャーマン

↑M4シャーマン中戦車。近くで見ると、溶接の荒さなど、美しさは無用の実用一点張りが良く解ります。

ヒストリカルセンターへは、ホテルにチェックインして一休みしてから向かいました。
それが、この日は前日までとは一転、暑かったのです。前々日の夕方から前日の朝にかけては雨でしたが、そのせいで前日の朝などは肌寒いぐらいでした。が、この日は日差しが強くて、なんだか日に当たり続けていると疲れを感じる程で、少し回復の必要が。
(それに、気になるジロ・デ・イタリア。で、テレビ観戦)
まあ、この季節、その数日間での寒さと暑さの中間が本来の気候の筈なのに。ちょっと極端なものがあって、いささか調子外れでありました。

それはさておき、ヒストリカルセンターですが、バストーニュの街中を通って北側に抜けた所にあります。昔のままの街ということでしょうが、街中の道は狭いので一方通行となっており、車の流れが極めて悪いです。少し時間に余裕をもって向かわないと、ちょっと苛つきますよ。
でも、そんなことも直ぐに忘れます。というのも、ヒストリカルセンターは結構、見応えが有りますので。
入ってすぐがドイツ軍のコーナーで、様々な兵種と階級の軍服姿がマネキンで再現されています。また、銃やパンツャーファウストといった歩兵用兵器を含め、飯ごうやガスマスク等の個人装備、勲章類と、展示物は豊富です。私のような趣味(ミリタリーの模型・ダイオラマ)の者だと時間も忘れて見学に没頭という結果に。
それに、英語ですがハンディーの音声説明がかなり詳細です。戦史や兵器・装備について基礎的な知識があると、英語でもそれなりに解るもので、それをじっくりと聞いているとあっという間に時間が経ちます。
実物車両を使ったアルデンヌの戦闘シーンの再現を挟んで、米軍のコーナーも同様に充実していました。特に野戦用のキッチンセットなどは実に参考になりました。
映写室もあり、アルデンヌの戦いに至った経緯やその戦いの実際を、白黒実写フィルムを使ったドキュメンタリーとして繰り返し上映しています。私は全部までは見ませんでしたが、見たとしたら15分はゆうに越えたでしょうか。
さすがに最後はちょっと自粛。何しろお付き合いの二匹は、とっくの昔に見学を終えていたので...

私は大満足。2匹からすれば、まあ許したる。そんな一日と相成りました。

(バストーニュのホテルとレストランの情報は後日)
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