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ワロン地方をドライブ

2009年08月22日 12:46

旅も4日目の午後からは、レンタカーでのドライブ旅行です。
これまでも度々、田舎巡りがいいんだよねと書いてきましたが、いよいよその田舎へと向かうわけです。

ワロン地図

拡大してね

さて、このようなブログであれ、旅行記の本であれ、読んでいて面白いけれど、なんだかどこを回ったのかルートが分かり辛いと感じられたことはありませんか?
そうなると、なんだか全体のイメージも掴み難くなります。で、添付の地図を作成しました。ワロン地方の中でも、今回、私達が回ったアルデンヌ地域をカバーするものです。
ベルギーは大きく分けて、海よりのフランドル地方とこのワロン地方の2つよりなります。前者がオランダ語圏で後者はフランス語圏と、同じ国ながら大きく文化的な背景を異にしています。それは食文化も含みますので、現地のものを兎も角も味わってみたいと思う我々のような旅行者にとっては、楽しみが多いに増すというものです。

今回のコースは大雑把に言うと、地図の左上のナミュールを出発し、左下のブーヨンへと南下した後、右上のリエージュへ北上する、いわば三角形の道のりです。勿論のこと、途中であちこちと寄り道をしましたが、概ねそんな感じということです。
途中で6泊して、7日目の午後に車を返却していますので、丁度6日間の日程です。走行距離は500Kmにまでは至らないものなので、一日当たりで80Km程度。
実は、前回のスペインでは16日間の全てをレンタカーで回り、総走行距離があと10Kmで3千キロに達しようかという、かなりハードなことをしてしまいました。ドライバーのかみさんは疲労困憊して足腰の痛みに泣き、あげくは風邪をひいてしまいました。それをうつされた私もへたってしまい、宿でひと時は寝込むはめに。
それだけに、今回は無理無くゆっくり回ろうと心掛けてのコース設定でした。

だもんで、初日のドライブは午後のみということもありましたが、ワロンの美しい村というのに選ばれたトン、モゼそしてクリュペ(いずれもナミュールの少し南)を、なんとなく回るだけでした。
正しく村という規模で、家が連なるまででもなく、何となく寄り添っている程度。観光客など見掛けもしません。で、特別な装飾があるでもなく、うーん、美しい村ね~.....と、首をひねることに。
美しくないとは言わないけれど、何がと人に聞かれても説明不能。ベルギー人との美意識の違いということで、考えないことにしました。
ただし、後の行程で、これは本当にいい感じという村もありましたので、ベルギーの名誉の為に付け加えておきます。

では、この日のハイライトは?何かあったのかと言えば、シャトー・ホテルに泊まったことです(場所はYvoirの少し東です)。
一般に古城ホテルという表現がありますが、お城というと軍事拠点としての、いかめしい中世のものを私は思い浮かべます。
それよりも、館という言葉が当てはまる、貴族にとっての居心地の良い壮麗な建物というのが今回のホテルです。これにはフランス語のシャトーという言葉の響きがぴったりのように感じます。
そして、貴族の御館とはなるほどこういったものかと感じさせられることが、いくつもありました。
なにより印象に残ったのは敷地の広大なことです。
まず、到着した時点で驚かされるのが、敷地の入口から続く並木道。その奥には城館があるはずですが、見えません。何しろ、翌朝、反対側の出入り口から出た時には、見張り小屋というか2階建ての立派な門衛の家まであったほどですから。
ゲートを入り、車でずーっと進んで行くと、なだらかな丘の上にそれは佇んでいましたが、駐車場は奥に有りますよの表示。建物の前の駐車場は最長30分との但し書きで、取り敢えずは荷物を降ろしてチェックイン、それが終わったらということです。
そしてまあ、なんとも本式の駐車場の広いことといったら。何処に止めましょうといったって、そりゃあ近い所にしとこうよというだけです。別に他の車を気にする必要もないですし。
翌朝には朝の散歩としゃれこんで、敷地内を散策しましたが、遊歩道は森の中へと入り込み何処まで続くのか?遠くに車道が臨まれましたが、そんな所まで歩いて行ったら朝食を摂る時間がなど無くなってしまうことは目に見えていましたので、早々に切り上げました。
で、チェックインですが、車を停めた所から城館までの前庭には、砂利が敷き詰められています。ゴロゴロと転がすスーツケースがこれでは全くその機能を発揮出来ず、重いのを懸命に持ち上げて運ぶしかありません。演出としてはいいのですが、実用としては勘弁願いたいというのが正直なところでした。
本館と宿泊棟は別でしたが、なんだか石造りの簡素な宿泊棟は、やっぱりご領主様の住む建物とは違うのよねといった感も。部屋自体は、機能的に良いものではありましたが。

シュロッスホテル

↑左がレストランのある本館で、右が私達も泊まった宿泊棟。回りは鬱蒼とした森。

かくして夕食ですが、当然のことながらホテルで摂りました。だって、近くの街までといっても、どれだけ離れていることか。それに、この手のホテルは食事を売り物にするものの筈。
まだオープンしたての新しいホテルでしたが、かえってアットホームな感じでよかったです。宿泊客は数組で、黒板に書かれた手書きのフランス語のメニューの解読に苦労していると、英語がなんとか話せるというシェフが少し苦労しつつも、丁寧に説明してくれました。
ちなみに、この日は料理に合わせて、ビールではなくワインをいただきました。

城で魚

↑メイン料理は魚と肉がありましたが、こちらは川魚で、確か鱒だったと思います。女性陣には程よいボリューム。

城で肉

↑こちらは肉料理。和牛とは肉質が違いますが、何かの下ごしらえのおかげでしょうか、冷めても柔らかくて美味しくいただけました。

結構、若いご夫婦がオーナーで(何処かの資産家の一族か?)、受付が奥さんだったと後で解りました。ご主人はレストランの切り盛りや、今後のホームページの拡充などを担当しているようでした(フランス語のホームページで予約した私達はちょっと心配したものです)。
それにしても、首都のブリュッセルからでも、高速を飛ばせば1時間半までもかからない距離かと思います。そんな場所に、豊かな自然をかくも広大に独占した宿があるなんて。ヨーロッパでは田舎が身近にあると、つくづく感じた次第でした。
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